長崎新幹線FGT開発予算10億円 整備費800億円
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政府は、2017年度当初予算案で、長崎新幹線に導入を計画しているフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発費として、10億円を計上する方針を固めた。試験車両の不具合で延期した耐久走行試験を来夏に再開すると想定し、関係費用を盛り込んだ。
新幹線と在来線を乗り継ぐ「リレー方式=FGT」での暫定開業が決まった長崎ルート整備費には、地元負担などを含めた事業費で800億円を計上、トンネル工事や橋梁工事が本格化し、2016年度より60%増加している。
FGTの耐久走行試験は、17年初めからの再開を予定していたが、車軸が摩耗する不具合が改善せず、来夏への先送りを決定している。以前の概算要求では23億円を求めていたが、試験の開始延期に伴い半分以下に減額する。
国交省は、磨耗ヒビ割れ問題はクリアできると関係自治体に説明して回ったが、検証結果によっては、耐久走行試験を再開できない可能性もある。現在、国交省はFGTを調査走行させている。
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[ 2016年12月21日 ]
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