アメリカ太平洋艦隊スウィフト司令官が退役 次期太平洋軍司令官候補
アメリカ海軍横須賀基地のイージス艦の衝突事故がアジア太平洋地域で相次ぎ、事故原因の究明や海軍の立て直しが大きな課題となる中、この地域の部隊を管轄する太平洋艦隊の司令官が退役の意向を表明した。
スウィフト司令官は、アメリカ太平洋軍のハリス司令官の後任候補とも言われていた人物で、アメリカの一部のメディアは退役の意向の表明について「驚きをもって受け止められている」と伝えている。
横須賀を拠点とする第7艦隊を配下に持つアメリカ太平洋艦隊のスウィフト司令官は25日、声明を発表し、海軍を退役する意向を表明した。
退役の理由について、スウィフト司令官は、海軍の制服組トップのリチャードソン作戦部長から昇任の可能性がないことを告げられたことを受け、海軍の伝統にしたがって退役願いを提出したと説明している。
スウィフト司令官は、声明ではイージス艦事故については触れていない。
アメリカ海軍では、多くの死傷者を出した一連の事故を受け、当時の指揮官らを解任するとともに、背景に共通する問題点があると見て、検証を進めるなど海軍の立て直しが大きな課題となっている。
ロケットマン征伐どころではない。
イージス艦(=ミサイル駆逐艦)不足から米軍は、急遽、大西洋艦隊ノーフォーク基地所属で、ヘリや戦闘機を搭載する大型強襲揚陸艦ワスプ(41000トン)を、佐世保基地に派遣している。F35Bを搭載できる日本の空母である護衛艦「いずも」は2万トン、そのデカサの違いが理解できる。
日本は空母をいずも型、ひゅうが型の2隻を運用中、来年にも2隻新たに就航し4隻体制となる。
あくまで日本を防衛する任務に就く。4隻はアメリカ軍のものではない。