米国民9割が北朝鮮は脅威
米国人の10人中9人が北朝鮮を「深刻な脅威」と考えているという世論調査結果が出た。
米とランプがフェイクニュースの第一人者とする米CNNは、世論調査機関SSRSに依頼して今月12日から15日まで米国の成人1010人を対象に実施した世論調査の結果で、「『北朝鮮を米国の脅威だと思うか』という質問に対し、回答者の86%が『深刻な脅威』だと答えた」と20日、報じた。
これは、イランやロシアを「深刻な脅威」だと回答した69%よりも17ポイント高い数値。
具体的には、
「非常に深刻な脅威」との回答が62%、
「ある程度深刻な脅威」は24%だった。
その一方で、「全く脅威にならない」は4%、「分からない」という回答は1%しかいない。
ただし、「北朝鮮の核攻撃で家族や自分が犠牲になるのではと心配している」との回答は48%で、「心配していない」(51%)よりも少なかったが、約半分が心配していることが伺える。
米トランプの対北朝鮮政策については、否定的な評価が高かった。
「トランプ大統領は、北朝鮮をめぐる事態を全体的にコントロールしていると思うか」という質問に対して、回答者の57%は「していない」と答えた。
これは、9月の同じ世論調査時の50%に比べて7ポイント高い数値。
また、回答者の63%は、トランプ大統領の対北朝鮮政策が「慎重でない」と答えた。
以上、
これまで世界の警察として君臨してきた戦争大好きな米国らしい結果だろう。
「ロケットマン」「地図から抹消」×「老いぼれ」「犬の遠吼え」
米トランプにとって、米国内・国外とも相手にしてくれる喧嘩相手が欲しいだけ。
トランプが、イスラエルとサウジにさらに気に入られようとするならば、イラン問題にシフトするかもしれない。目下、イラク軍のクルド民族攻撃も視野に入れている。
非力だったイラク軍の現在の実態は、IS対策に当時のオバマ大統領がイラン政府と密約して、イラク政権と同じシーア派のイラン軍やイラン革命防衛隊が義勇兵としてイラクに乗り込んだままになっており、IS対策が主要拠点を奪還して大方終了した今、地域を不安定化する要素となっている。
一方、北朝鮮は1ヶ月以上、黙したまま、トランプも喧嘩相手が黙したことから淋しい限り、その矛先はイランに向かおうとしている。
もしかすれば、北朝鮮を介して意気軒昂なトランプは、中国習とロシアプーチンの手のひらで踊らされている可能性もある。
北朝鮮を米国が攻撃しても中国もロシアも痛くも痒くも無く、難民流入を阻止することぐらいだろう。特に中国習はコントロールの効かない金正恩排除で漁夫の利を狙っている可能性すらある。
当然、米国が北朝鮮を攻撃すれば、韓国ソウルは、いくら3軸システムを構築したところで火の海、日本も免れない可能性もある。それほど、地対地ミサイルが北朝鮮のあっちこっちから向けられている。放射発射の可能性もある。道添え・窮鼠猫を噛むのを防ぐ方法は・・・あるのだろうか。