日本を捨てた東レ 韓国に11工場操業+さらに巨額投資 経団連会長様の会社
東レは韓国に現在11工場を操業、1工場を建設中で20年までさらに1千億円を投資するという。日本では設備投資が増えず、アベノミクスで空前の利益を出す大手企業は従業員の給与を上げず、内需低迷に安倍首相も日銀の黒田総裁もは四苦八苦している。
そうした中、朝鮮日報を読売新聞の記事をネタに次のように掲載している。
今年に入って日本企業の韓国への投資が急増している。
27日付の読売新聞によると、今年1月から9月までの日本企業による韓国への直接投資額は16億8597万ドルで、前年同期(8億8651万ドル)の約2倍になっている。
昨年1年間の投資額全体(12億4597万ドル)をすでに上回っており、安倍首相が再び政権を握った2012年末以降では最大額。
日本企業の対韓直接投資(FDI)は2013年から2016年まで4年連続で減少していたが、今年に入って急増している。
読売新聞は、「日本企業が対韓投資を増やしている一方で、中国の韓国への投資は前年比▲63%、欧州は▲41%、米国は6%、それぞれ減少した」として、「中国はTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)問題、欧米は韓半島(朝鮮半島)の緊張状態の高まりを受けて投資を減らしたとみられる」との見方を示した。
これまでも、今も「朝鮮半島危機論」を最も声高に叫んでいた日本が韓国への投資を増やし、他の国々は逆に投資を減らすという現象が起きている。
今年、韓国に投資した日本企業のうち代表的なのが、サムスンとLGにバッテリーの部品や素材を供給している東レ。
東レは10月、「韓国の電力料金や土地代、人件費などは日本の半分程度で、優秀な人材もそろっている」として2020年までに韓国に1兆ウォン(約1000億円)を投資するとの計画を発表した。
以上、朝鮮日報
東レはこれまでに韓国で12の工場を運営しており、亀尾第4工場を含め韓国に対する総投資額は計3兆7000億ウォン(約3700億円)となる。
2016年10月、東レの韓国子会社である東レ先端素材は、慶尚北道亀尾市の国家第5産業団地に4250億ウォン(約390億円、27万平方メートルの用地)に第4工場を2021年までに完成させる。・・・すでに同団地では3つの工場を稼動させている。
新工場では炭素繊維複合材料、ポリプロピレン長繊維不織布、ポリエステルフィルムなどの先端素材を生産する。
亀尾第4工場では約2400人の雇用創出と1兆1000億ウォンに達する輸出・輸入代替効果が得られるという。
以上、聨合ニュース
日本への投資を捨て、国内を向いていない人が、経団連の会長になるのは、おかしいのではないのだろうか。日本を代表する経団連連会長の会社がこれでは、どこも日本に工場などの設備投資はしないだろう。経団連の企業がこれからの日本の見本を示しているようだ。