アイコン 新コロナ防疫対策 山形県の挑戦

Posted:[ 2020年4月21日 ]

山形県では、新コロナ感染拡大を受け水際対策を強化しようと18日と19日、県境付近の高速道路や駅や空港で、県外から訪れた人たちに対して試行的に任意にお願いして検温を行った。

2日間で241人に検温を行ったが、37度5分以上の熱があった人はいなかった。これを継続することにより、熱っぽい人はトラックの運転手でも行かなくなり、そうでない人が行くことになる。

山形県では20日、新コロナ感染症に3人が新たに確認され累計で64人となった。

新たに感染が確認されたのは、大蔵村の50代の男性、米沢市の40代の女性、山形市の60代の男性の計3人で、いずれも医療機関に入院した。

このうち、大蔵村の男性は、感染がすでに判明している村内の特別養護老人ホーム「翠明荘」の職員などと同居する家族で症状は軽いという。



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また、米沢市の40代の女性は19日、感染が明らかになった「道の駅米沢」内にあるコンビニの10代の女性従業員と同居する家族で、多くの感染者が出ている米沢市の食品輸入販売会社「佐勇」の山形工場の従業員だといい症状はないという。

なお、陰性化し治癒退院した人はこれまでに15人、現在感染者数は49人となっている。

以上、

検温の関所を設けることに踏み切った山形県、ただ、感染検査数を最大限上げなければ片手落ち。

米沢市の40代の女性のように、直接濃厚接触しなかった人でもドアノブ、書類、感染者からの2メートル離れていても風下飛まつなどにより感染リスクがあり、「佐勇」山形工場の全従業員検査を実施していれば、家族の10代女性の感染もなかった可能性が高い。またほかへの感染も懸念される。(感染検査をしなかったことにより、新たな感染者と仕事を作ってしまっている)

県は大学病院や保健所と話し合い、最大限PCR感染検査を実施すべきだろう。それに、無発症感染者や軽症発症感染者の隔離施設(研修所やホテル等)を十分確保しておくべきだろう。

山形県の保健所の検査能力は日に80件とされている(4月15日現在、厚労省へ報告分)。山形大病院などと相談して増加させるか、保健所のその能力をフル活用すべきだろう。最終的に県民の犠牲者を一人でも少なくするために。

 


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