アイコン 新コロナ イタリアの大学 ADT療法有効の可能性・メルク社のイベルメクチン

Posted:[ 2020年5月 7日 ]

イタリア・パドバ大などの研究チームが7日、新型コロナウイルスの感染や症状悪化には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与しており、前立腺がん患者に行う「アンドロゲン遮断療法(ADT)」が感染予防や治療に役立つ可能性があると発表した。論文は国際的ながん専門誌「アナルズ・オブ・オンコロジー」電子版に掲載される。
 前立腺がんは男性ホルモンで増殖するため、作用を薬で抑えるADTが行われる。イタリア北部ベネト州の前立腺がん患者を調べたところ、ADTを行う患者は行っていない患者に比べ、新型コロナの感染率や重症化率が大幅に低かった。
 これは、男性ホルモンがウイルスの感染に重要な役割を果たす酵素にも働いているためと考えられる。この酵素「TMPRSS2」は、ウイルスが人の呼吸器系などの細胞表面に結合した後、細胞膜に侵入するのに利用されている。
研究チームは、新型コロナに感染した際、男性が女性より重症化しやすいのは男性ホルモンの作用が要因の可能性があると指摘している。
短期間のADTが予防や治療の手段になるとして、前立腺がんではない男性感染者を対象に臨床試験を行うよう提言した。



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ベネト州の前立腺がん患者について、
ADTを行う5273人と行わない3万7161人を比較した調査では、
新型コロナ感染者はそれぞれ4人と114人。
このうち重症は1人と31人で、死者はなしと18人だった。
以上、

フランスでは、喫煙者が国民の35%、感染患者の比率では喫煙者は12%台、ニコチンがウイルスの働きを抑制させている可能性があるとして、当局は具体的な調査に入るという。

<イベルメクチン>
北里大学の大村智特別栄誉教授がメルク社と開発したイベルメクチンが、オーストラリアのモナーシュ大学の研究チームが発表したと4月3日に報道された。
試験管実験ながら、イベルメクチンを使ってから24時間後に新型コロナウイルスのRNAが93%減少し、48時間後には99.98%減少したことを観察した。48時間まででウイルスRNAは5000分の一に減少、また、イベルメクチンによる毒性作用は見られなかったという。これは、イベルメクチンが新型コロナウイルスのタンパク質生成を阻害し、増殖を強く抑制したことを意味する。(毎年風土病薬としてアフリカなど3億人が使用しているという。薬剤は1回服用するだけで、安全性も問題はないと見られるという。まったくないわけではない。ほかの病では注意喚起がなされている)

アメリカのユタ大学では4月3日、イベルメクチンを投与した人の死亡率が、そうでない人が8.5%なのに対して、1.4%だったと報告している。
研究チームは、20年1月~3月に治療を受けた新型コロナウイルスの患者約1400人を調査。北米や欧州、アジアの169の医療機関でイベルメクチンを投与された約700人の患者と、投与されず別の薬などによる治療を受けた約700人の死亡率を比較した。
その結果、イベルメクチンを投与していない患者の死亡率は8.5%だったのに対し、投与した患者は1.4%と低かった。
人工呼吸器が必要な重症者の死亡率をみると、投与していない患者で21.3%だったのに対し、投与した患者では約7.3%と低かった(HR 0.20 CI 95%0.11-0.37、p <0.0001)

米メルク社と共同開発した動物用寄生虫用薬剤だったイベルメクチンは、(風土病の)人用に米メルク社が開発。当然、パテントは大村教授も有している。

目先の新コロナを制することができないうちから200万人備蓄と大砲を打ち込み先走るアビガン漬けの日本、富山市民病院ではアビガン服用直後、容態が急変し女性が亡くなっている。

西村再生相は5月6日、大村教授に会って、薬剤開発の支援を発表した。製造パテントは米メルク社が有しており、日本が何を協力するというのだろうか。観察研究導入や臨床試験の認可をスムーズにすることぐらいだろうか。周回遅れは歪めない。

 


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