米ナスダックの上場企業でもある中国最大級の金宝飾メーカーの金凰珠宝=King Gold(武漢市)が、所有すると主張している83トンの純金は、金メッキを塗った銅だったことがわかったと報道されている。これを受け、ナスダックの同社株価は昨年同期比で▲80%近く下落した。

中国メディア・財新によると、金凰珠宝は2015年以降、金を担保に信託会社15社から総額200億元(約3000億円)の融資を受けた。国営の中国人民保険公司(PICC)の子会社が融資保険を付けていた。

金の偽造問題が発覚したきっかけは、債権者の東莞信託や民生信托が担保である金の検査を行ったことだった。
東莞信託は債権整理のために2月に同社を調査したところ、銅に金メッキを塗った偽の金があることを発見した。
さらに、5月22日、民生信托が裁判所を通じて倉庫を調べたところ、金凰珠宝が召集する83トンすべての「純金の延棒」は、すべて金メッキが施された偽ものであることがわかった。

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金凰珠宝の賈志宏社長は前日まで調査を強く拒んでいたという。
香港メディアによると、中国人民財産保険会社・湖北支店のトップの劉方明共産党書記は7月2日までに辞任し、当局の調査を受けているという。

中国国内メディアによると、中国人民財産保険会社・湖北支店は、金凰珠宝が所有金を担保に金融商品を相次ぎ発行した。このため、債権が増加し、金凰珠宝の負債比率が大幅に上昇した。
創業者の賈志宏氏、人民解放軍の金鉱山出身者。

1994年、金鳳珠宝は人民解放軍陸軍所有の金鉱山管理者の軍人であった賈志宏氏が創業。
2010年8月に米新興市場ナスダックにKing Goldの名前で上場。
2018年には、中国の大手自動車部品メーカーの三環集団の株式99%を70億元を現金で購入し、筆頭株主となった。
2020年、裁判所から同社に対する強制支払い執行命令がすでに22件発せられている。
今年6月上旬までに、民生信託、東莞信託および長安信託は、金凰珠宝に対して訴訟を起こしている。
金凰珠宝の(偽せ)金を担保に発行した未償還金融商品は160億元(約2500億円)にもなるとされる。
賈社長が保有する同社株および関連会社の中国市場の株式は裁判所により凍結されている。
上海金取引所は6月24日、会員規定違反により金凰珠宝の会員資格を取り消したと発表した。
米ナスダックでは取引は続いているが、2018年の三環集団の買収時には一株13ドル代を記録した同社の株価は、6月30日の金メッキ報道以降10%近く下がり続けており、7月3日の時点で0.48ドルとなっている。
中国の公式統計によると、金凰珠宝が所有していたとされる純金83トンは、中国の年間の金生産量の22%、2019年の中国の金準備高の4.2%に相当する。
以上、

米政権は、中国企業の米国上場会社は監査法人の監査を受けなれば上場を廃止する意向を示している。
中国の多くの国営企業が米国市場に上場しているが、同社株を米国市場でいくら購入してもタダの紙切れの信用證券で同社の正式株主にはならない、過半数取得しても買収することはできない紙切れ。
中国はまだこんなもん。
いずれにしろ同社はこの間、膨大な資金を米国から中国へ還流させ、中国の経済発展に大きく貢献したことだけは間違いなく、米国は単にいつものように中国に騙され大損しただけのこと。