台風9号は3日未明に慶尚南道に上陸、朝鮮半島の南東部を進み、午前6時ころには浦項の北部から日本海へ抜けた。しかし、今後朝鮮半島の東海岸を北上することから引き続き、韓国は暴風圏内が続く。
気象庁が3日05時00分に発表した分では、中心気圧は955hPa/最大風速40m(最大瞬間風速60m)とほとんど衰えておらず、速度も北北東へ35キロとこれまでのような内陸部に達すると急激にスピードを速める台風と異なり、あまり速くなっておらず、暴風域も広く、通過地域では長時間暴風にさらされることになる。
同台風は五島列島の南海域にあった時点では雨雲を伴っていたが、北上するに連れ雨雲は暴風に吹き飛ばされたようだ。暴風圏に東に外れた地域でも、これでもかこれでもかと暴風だけが吹き荒れた。
ただ、沖縄県には長い県に沿い降水帯が形成され大雨が降っている(3日午前3時現在)。
韓国はほとんど全域が暴風域に入り、暴風が吹き荒れている。