中国の国家統計局は15日、8月の主要な経済統計を発表し新コロナ感染拡大の影響で、マイナスが続いていた消費の動向を示す指標が、今年初めてプラスに転じた。ただ、プラス幅は小幅なうえ、業界によってばらつきもあり、依然、力強さを欠く状況。
工業生産は、自動車やスマートフォンなどの生産が伸びたことから、前年同月比で5.6%のプラス。
消費の動向を示す「小売業の売上高」は、同比0.5%のプラスとなった。
「小売業の売上高」は、新コロナの感染拡大の影響で、今年1月以降マイナスが続いていたが、僅かながら今年初めてプラスに転じた。