米シェールオイル生産のローンスター・リソーシズUSは10月1日、連邦破産法11条の適用を申請した。新コロナの流行で原油価格が急落したことが響いた。
テキサス州南部地区の連邦破産裁判所に提出した書類によると、資産・負債は5億~10億ドル。
ローンスター・リソーシズは9月、約3億9000万ドルの債務と優先株の持分を削減する方向で大株主と合意したと発表していた。
米国では同業のオアシス・ペトロリアムが、連邦破産法11条の適用を申請したばかりだった。
裁判所に提出した書類によると、資産・負債は10億~100億ドル。
同社は4億5000万ドルの事業再生融資(DIPファイナンス)を確保したと表明。再編を通じて債務18億ドルを削減する方針を示した。
6月30日時点の長期債務は27億6000万ドル、現金・現金等価物は7740万ドルだった。
米国では今年、シェールオイル生産の
チェサピーク・エナジー
チャパラル・エナジー
も破産申請している。
ホワイティング・ペトロリアムは9月、連邦破産法11条の下での経営再建を完了している。
シェールオイルの生産コストは、大規模新式で30ドル前半、中規模で40ドル台とされている。