今期は新コロナにより、J1・J2への2チームの昇格はそれぞれあるものの降格はない。J2では、今期も26節まで終わり、残り16節となっており、上位の入れ替わりも激しくなっている。チーム状態を高次元で維持するのは至難の業であるが、それに打ち勝った監督とチームが昇格する。
現在3位のギラヴァンツ北九州、いいとこまで行っていたが、攻撃面では面白いように得点を重ねてきたものの、相手チームも研究してきており、今一度の奮起が必要だろう。気合だぁ、気合だぁ。ただ、DF陣は相手の攻撃におろおろして失点を重ねている。DFの中心になる選手のリーダー力が問われているようだ。
手の届くまでに至っていた念願のJ1昇格へ100万市民の声援にこたえ今一度奮起が必要だ。いいチームとは、攻撃力とディフェンス力のあるチームだが、花形選手がいなくともそれは前後のチーム力でカバーし、上位にいることができる。そもそもJ2には、攻撃面の花形選手は稀にしかいない。それでも調子のよい選手は上位には必ずおりバイオリズムのように調子のよい選手に球を集中させるかその裏をかくしかない。
今期の徳島ヴォルティスはそうした3拍子揃い、得点は多く、失点は少なく、結果、現在1位にいる。
2位のアビスパ福岡は、得点力はそれほどではないが、守備力で持っている。守備力で上位にいるのは徳島ヴォルティスとアビスパ福岡だけ。攻撃力が上向けば1位も伺えよう。
4位のV・ファーレン長崎は、DF陣が奮起すれば、昇格圏内に入る可能性を秘めている。
残り16試合、ギラヴァンツ北九州とV・ファーレン長崎にもいくらでも昇格チャンスがあり、今一度DF陣に頑張ってもらいたいものだ。