中国の国家統計局が19日に発表した7月~9月まで期のGDPの伸び率は、前年同期比でプラス4.9%になり、新コロナから早期に立ち直り2期連続でのプラスとなった。
中国経済は、新コロナ感染拡大の影響で、1月~3月の四半期は、初めて▲6.8%のマイナス成長を記録するなど落ち込んだが、その後の4~6月期はプラス3.2%に転じ持ち直しが続いている。
中国政府は、感染拡大を抑え込んだとして、早い段階から経済活動の再開を強く促すとともに、積極的な財政出動でインフラ投資を拡大させている。
中国の国家統計局が19日に発表した7月~9月まで期のGDPの伸び率は、前年同期比でプラス4.9%になり、新コロナから早期に立ち直り2期連続でのプラスとなった。
中国経済は、新コロナ感染拡大の影響で、1月~3月の四半期は、初めて▲6.8%のマイナス成長を記録するなど落ち込んだが、その後の4~6月期はプラス3.2%に転じ持ち直しが続いている。
中国政府は、感染拡大を抑え込んだとして、早い段階から経済活動の再開を強く促すとともに、積極的な財政出動でインフラ投資を拡大させている。
また、世界的な感染拡大を背景に、在宅勤務向けの需要が伸びているノートパソコンなどの輸出が好調なほか、マスクや医療機器の輸出も大幅に増加していて、GDPを押し上げている。
中国は、世界の主要な国や地域の中で、いち早く景気回復の歩みを進めているが、GDPの伸び率は依然、6%以上の感染拡大前の水準には戻っておらず、景気回復の力強さを取り戻すためには、個人消費の底上げなどが課題になっている。
それを裏付けるように日本の対中輸出は、半導体製造装置などの増加により、前年同月比14.0%増の1兆3,417億円となり、3ヶ月連続で増加している。