トヨタは、中間決算の発表に合わせてグループ全体の業績見通しを上方修正し、これまで7300億円としていた最終的な利益を1兆4200億円に引き上げた。新コロナの影響で落ち込んだ車の販売が、経済活動の再開に伴い国内外で持ち直してきたことが主な要因だとしている。
経済活動の再開に伴い主力市場であるアメリカ、中国、そして日本市場で需要が上向き今年9月には世界での販売台数がこの時期として最多となった。
国内外での販売の持ち直しに加えコスト削減や原価を低く抑える取り組みも効果を上げているとして、トヨタは今年度1年間のグループ全体の業績見通しを上方修正した。
また、グループ全体の今年度1年間の販売台数の見通しも、これまでの910万台から942万台に引き上げた。