自動車評論家などで構成する欧州の「カー・オブ・ザ・イヤー」運営団体は3月1日、最優秀賞にあたる「カー・オブ・ザ・イヤー2021」にトヨタの小型車「ヤリス」を選んだと発表した。日本車の受賞は10年ぶり。
有力視された独フォルクスワーゲン(VW)の電気自動車(EV)を退けた。
トヨタ車の受賞は2005年のプリウス以来で、(旧ヴィッツ・欧米用ブランドだった)ヤリスは2000年にも初代モデルで同賞を獲得している。最終選考に残った7車種で投票し、
ヤリスは266ポイントを獲得、
次点は欧州ステランティスのEV「フィアット500」の240ポイント。
VWのEVの「ID.3」は224ポイントだった。
2020年に第4世代が発売されたヤリスは、欧州ではフランス工場で生産。調査会社の英JATOダイナミクスによると、2021年1月にはVWや仏ルノーの小型車をおさえ欧州27ヶ国で最も売れた車種となった。
同賞は1964年に始まった歴史ある自動車賞。今回は22ヶ国の59人の自動車ジャーナリストが審査にあたった。
以上、報道参照
ステランティス社は仏PSG(プジョー+シトロエンG)と伊フィアット+クライスラーAが経営統合した会社(主導権はフィアットのアニェッリ家財閥/ユベントスFCのオーナー)。