アイコン 米バイデン ワクチン一人占め 外国供給まだ余裕なしと

Posted:[ 2021年4月23日 ]

トランプ前大統領が昨年3月、新コロナの脅威を受け発動した「国防物資生産法(DPA)」、バイデン大統領は、ワクチンはおろか特許技術、原材料など37種を輸出禁止にしたことから、インド最大のワクチンメーカーであるインド血清研究所がAZ製ワクチンを製造しているものの、原材料不足になると悲鳴を上げている。

バイデン米大統領は21日、新型コロナワクチンを外国に供給できるようになることを期待しているとしながらも、まだそのような余裕はないと明らかにした。
2月から下げ止まりし、英国型変異株とワクチン効果とがせめぎ合いを続け、毎日6万人前後感染者が発生している。それでも日に300万件の接種により5月5日ころにはワクチンが勝利し、順次感染者数は減少していくものと見られる。4月22日までに2億19百万回接種、回数では64.57%が接種したことになっているが、すでに2回接種が8,759万人、26.19%が終えている。1回以上接種した人は40.20%。
もうそろそろ効果があってよさそうだが、ミネソタ、ミシガン、ペンシルバニアの各州で感染者が発生し続けており、そうした州の接種率が高まらない限り、ワクチン効果には時間がかかる。

バイデン大統領は同日、ホワイトハウスで新型コロナワクチンに関する演説後、「世界的な新型コロナ感染者増加にはどう対応するのか」という質問に対し、直前にカナダのジャスティン・ トルドー首相と電話会談を行った事実を公開した。



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バイデン大統領はカナダに150万回分のアストラゼネカ製ワクチンを供給するという先月の決定に言及し、「我々は若干の支援を行った。さらなる支援に向けて努力している」と述べた。
さらに「中米を含め我々が支援できると思われるほかの国々もある。(協議を)進めている」と付け加えた。

バイデン大統領は「我々は今、海外にそれ(新型コロナワクチン)を送れると自信を持って言えるほど十分な量は保有していない」としたうえで、「しかし、私は(支援が)可能になると期待している」と述べた。

バイデン大統領は就任92日目の同日まで、2億回分の新型コロナワクチン接種が行われたと発表した。
当初、就任100日(4月29日)以内の1億回分の接種を目指していたが、その後2億回分に目標を引き上げており、実際にこれを達成した。
米国は人口の半分程度が新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した。
にもかかわらず、バイデン大統領は、まだ米国内の接種を増やすことに力を入れると明らかにした。
ファイザー製とモデルナ製など製薬会社と米当局が年末以降、ブースターショット(3回目の接種)の必要性まで言及しており、生産能力を大幅に増やさない限り、米国が確保したワクチンが外国に支援されるのは難しいと見られる。

ネッド・プライス国務省報道官は「我々は今の段階で国内でのワクチン接種に焦点を合わせている」とし、「我々に米国民を守る特別な義務がある点などがその理由」だと述べた。
彼は「米国は新型コロナで55万人以上が死亡、数千万人が感染し、世界で最も大きな打撃を受けた」とし、「もちろん我々は全世界でウイルスが抑制されるのを見ることに関心があるが、世界もまた、ここ米国でウイルスが抑制されることを見ることに関心がある」と付け加えた。
以上、

米国はベクター型のAZ製、J&J製の購入枠やワクチンを持っているが、血栓問題で接種を控えている。mRNA型のファイザー製とモデルナ製ワクチンだけで日に300万回接種しており、ベクター型は使用もしておらず、カナダに提供するようだ。

ワクチンの製造技術を開放せよとノーベル賞受賞者100人あまりが共同声明を発表している。米中戦争のさなか、米国が開放することはありえない。
ワクチン外交してさらに借金漬けにしようとしている中国、しかし、中国製ワクチンは効かないことから3回、すでに接種している国もある。チリもトルコも接種率は高いが感染者が上昇したままになっている。

 


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