三菱電機は5月7日、名古屋製作所可児工場が製造する電磁開閉器のT-AX2など一部機種の部品において、米国の第三者安全科学機関であるUnderwriters Laboratories(UL)に認証登録された樹脂材料とは異なる材料を使用していたことが、社内調査で4月26日に判明したと発表した。
モーターや照明などへの電気の供給を入り切りする電磁接触器と、過電流によるモーターの焼損を防止する保護機器(サーマルリレー)を組み合わせた機器
同社は本事案の判明後、直ちに当該機種の出荷を停止するとともに、ULへ報告を行った。
今後、販売代理店などの商流を通じて、対象となるユーザーに対して報告する。
なお、現時点では、本事案に起因する事故は確認されていない。安全・機能・性能に関しては、同社基準において問題がないことを確認した。
しかし、UL等の協力を得て引き続き調査を行う。