阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)が、兵庫県伊丹市に本社構え、兵庫県や大阪府などに66店舗展開する食品スーパーの関西スーパーマーケットの買収方針を固めた。
スーパー業界は新コロナ惨禍の巣ごもり需要で好調。それでも再編に動くのは、今後の反動減に備える狙い。加えて人口減による将来的な市場の伸び悩みや、ネット通販の米アマゾンなど異業種を含めた競合激化に対する強い危機感がある。
なお、具体的には、関西スーパーマーケットは、株主総会における承認等を前提に、2021年12月1日付でイズミヤ(株)(非上場/H2Oの完全子会社)及び(株)阪急オアシス(非上場/H2Oの完全子会社)を関西スーパーマーケットの完全子会社とする株式交換を行う旨を公表した。
当該株式交換が実施された場合、関西スーパーマーケットは、実質的な存続会社でないと認められることから、同社株式は、当該株式交換の効力発生日から猶予期間に入ることになる。
阪急オアシスの売上高は2020年3月期1,164億円、
イズミヤの売上高は、同期2,254億円
合計すれば、4700億円のスーパーが誕生する。