エヌビディア SB-アーム買収断念 欧米当局反対 NY市場上場へ
米エヌビディアは、ソフトバンクG傘下の半導体設計会社アームの買収を断念する。
実現すれば、半導体業界で過去最大級の買収となるはずだったが、規制・監督当局の反対に遭い頓挫した。
非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ソフトバンクGは新規株式公開(IPO)を通じてアームの分離を目指す。
2023年3月期中にIPOを実施する予定。アームのサイモン・シガース最高経営責任者(CEO)は退任し、 ルネ・ハース社長が後任に就くという。CEO退任は今回の買収計画の頓挫とは無関係。
エヌビディアは買収契約の締結段階で、違約金12億5千万ドル(約1440億円)を含む20億ドルを支払っており、ソフトバンクGとアームにはそれを保持する権利がある。
エヌビディアは2020年9月、アームを最大400億ドルで買収する合意を発表。しかし、アームの顧客が買収に否定的だったほか、欧米の規制・監督当局も厳重に審査する意向を表明するなど、当初から反対に直面していた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じたところでは、米英と欧州連合(EU)の監督当局が、グローバル半導体業界における競争への影響を巡り、深刻な懸念を示しおり、英国はアームを戦略的国家資産と捉えており、英国市場で上場されるかどうかが焦点となる。
ソフトバンクG事情通は、同社はアームのニューヨーク市場上場を望み、国家主義的な圧力に抵抗する構えだという。
以上、ブルームバーグ参照
米エヌビディア=NVIDIAは、
パソコンに搭載されるGeForceやワークステーションに搭載されるQuadro等のGPU(グラフィックコントローラ)開発会社。半導体の中でも特にGPUを汎用計算用途に拡張したGPGPU、TeslaやTegra等のGPGPU、SoCを強化している。
ARM-HD・・・100%SB傘下
英国・ケンブリッジ市に本社を有するプログラミングツール、システムおよびプラットフォーム、System-on-a-chip基板とソフトウェアなどの開発会社。
ARMアーキテクチャのプロセッサは、携帯機器への組み込みに適した低消費電力が特徴。32ビット組み込みCPUの75%以上でARMアーキテクチャに基づいたCPUを採用。特に低消費電力と同時に高い演算能力が求められる携帯情報端末で顕著であり、32ビットとしては世界で最も普及しているマイクロプロセッサ。
ARM社は技術を知的財産権 (IP) として各社にライセンス提供するのみ。






