ホンダの米子会社が1日発表した8月の米新車販売台数は、前年同月比▲15.6%減の11万4656台と大幅減となった。マイナスは6ヶ月ぶり。新コロナ惨禍で半導体などの供給が滞り、在庫が不足したことが販売の重しとなった。
トヨタの米子会社が1日発表した8月の米新車販売台数は、前年同月比▲2.0%減の18万8067台と、6ヶ月ぶりにマイナスに転じた。新コロナ惨禍でサプライチェーン(部品供給網)が滞り、製品在庫が減ったことが響いた。
日産もホンダも半導体の問題を抱えている。日産は新コロナ惨禍のマレーシアで生産されている車両用半導体も滞っていると発表していた。
トヨタはベトナム・タイ・マレーシア・インドネシアなどで生産されている部品が供給不足に陥っているとし、海外工場1ヶ所、国内工場の多くで操業一時停止を含む生産調整に入っている。
こうしたサプライチェーン4ヶ国では、部品の部材をほかの3ヶ国で生産しており、新コロナで1ヶ国が生産をストップすれば、部材の供給がなされず部品の生産ができなくなる。
日本自動車部品メーカーが一番進出している国はタイ、次いでベトナム、マレーシア、インドネシアとなっている。
新コロナは手を変えず、早期に退散してもらいたいものだ。
鬼はそと、福はうち。