東京都心のマンションの着工や開発状況を見ていると、長谷工があちこちのマンション現場に携わっていることが窺い知れる。
かつては関西を中心に自社建築の分譲マンション開発のデベロッパーであったが、いろいろあって、今では主業をファミリータイプから高額マンションに至るまでの開発・設計・企画、建築、管理業務に専念、それでいて、多くの大手デベロッパーも顧客にしており、また数社のデベロッパーが共同して大型再開発など行う場合、利害関係が発生することから、分譲マンションなどの開発は長谷工に一任している案件も増加しているようだ。
新コロナ惨禍で昨年落ち込んだ分譲マンション開発も、今年は増加しており、景気が良ければ分譲マンション業界は景気がよく、景気が悪ければ東京に人が集中することから、賃貸含めて需要は増加することから、同社は安泰だろう。