隣国自動車安全研究院(KATRI)は12日、忠清南道泰安郡で11日に発生したコナEVの火災事故(けが人なし/車両全焼)に関連し、消防当局およびメーカーと共に調査を進めていると明らかにした。
KATRIは、火災原因について、バッテリーではないとみている。
研究院は前日、現場の鑑識を実施し、バッテリーからは火が出ていなかったことを確認した。
これまで発生したコナEVの火災事故のうち、バッテリーから火が出ていないケースは今回が初めて。
出火した車両は2020年式のモデルで、昨年9月のリコール(回収・無償修理)でバッテリーの交換を終えていた。
現代自はこれまでLGエナジーソリューションのバッテリーを搭載したコナEVで10数件(海外含め判明分で15台前後)の火災事故が起きたことから、昨年3月からバッテリー供給者のLGエナ社とともに約1360億円を投じて大規模リコールを実施している。