家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる先月1月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が前年同月比で0.2%上回り、5ヶ月連続で上昇した。原油価格の高止まりでガソリンや灯油が値上がりしたことが主な理由。
円安・輸入価格や物流経費の上昇から生産者物価は大きく跳ね上がっているなか、消費者物価指数はわずかな伸び率にとどまっている。これは、昨年実施された携帯電話料金に値下げによるもので、携帯電話料金の値下げが一巡すれば、現実が見えてくる。
燃料等エネルギー価格は前年同月比17.9%上昇、1981年1月以来、41年ぶりの上昇幅。
「電気代」15.9%上昇、1981年3月以来40年10ヶ月ぶりの上昇幅。
「都市ガス代」17.8%上昇。
ガソリンは22.0%上昇、
灯油は33.4%上昇。
携帯電話の通信料は前年同月比▲53.6%下落。総務省主導の携帯電話料金の値下げ、大手各社による新料金プランが影響。
家庭用耐久財は▲3.1%下落。