スウェーデンとデンマークおよびノルウェーの各国政府が大株主のスカンジナビア航空は、新コロナ惨禍で経営難に陥り7月5日、アメリカで連邦破産法11条(民事再生)の適用を申請したと発表した。
同航空は、これまでに大規模な人員削減や多額の借り入れを行って経営の再建に取り組んできたが、債務返済が遅れ、コスト削減のための人件費の一段の圧縮にパイロットらがストライキを行って反発し、経営が一段と困難になっていた。
同航空は「多くの航空会社がアメリカの破産法申請で経営の立て直しに成功している。今後も通常通り運航し、マイレージなどのサービスにも変更はない」としている。