アイコン 地球温暖化抑制に逆行する世界の森林火災 異常気象、原因の数々

Posted:[ 2022年7月26日 ]

地球温暖化の影響は異常気象をもたらし、今や日常的に世界のどこかで豪雨や豪雪をもたらし、多くの犠牲者を出している。

その異常気象に起因すると見られる森林火災が世界中で巻き起こっている。

欧州の山林火災
欧州では偏西風の流れが大きく変化し、西ヨーロッパを直撃し、イベリア・イタリア半島から英国まで異常高温に苛まれ、イギリスでは観測史上初めて40度を超えている。スペインでは現在も最高気温が40度以上の地域が各地で見られる。

欧州の森林火災は当初、アフリカの熱風が襲った南欧の山火事、現在でも再び熱風によりギリシャなど南欧の各地で山火事が発生し続けている。
また、熱波が襲来したスペイン、フランス、イタリアなどでも山火事が多発している。

人が創った異常気象ともされるが、その異常気象を自然がせせら笑うようにCO2を大量発生させる山林・森林火災でもある。

 



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人は環境破壊するのは得意だが、環境を守るのは不得手、自然はそれを許してくれず、異常気象として人々に襲来させている。

北極からの気流の変化が偏西風の流れを大きく影響させている。
北極圏のシベリアでは昨年6月観測史上初めて38度を記録している。シベリアの永久凍土が溶けたのはすでに数十年前、世界中の多くの氷河は消えてなくなり、南極も小さくなり続けている。北極の氷も融けている現状からして、すでに手遅れの感が強い。

そうしてもたらされる北極からの気流の流れは不安定となり、偏西風の蛇行が当たり前になってきている。どこでどのように蛇行するのか予知すらできない曲ものである。

2019年かに2020年にかけて発生したオーストラリアの大規模森林火災ではカンガルー、ワラビー、コアラなどの多く動物が焼死したと見られている。
昨年2月には、アメリカのメキシコ湾岸のテキサス州が大寒波に襲われたりもしていた。

カルフォルニア州では、大規模山火事が毎年恒例となっている。
カルフォルニア州の水瓶のフーバーダムも付属するミード人工湖も貯水率は減り続けている。コロラド川の雪解け水は僅かとなり、シェナンドー川も今や帰らざる河の面影はない。乾燥地帯が広がり、その乾燥地帯から季節風が熱波となりロッキー山脈を越え太平洋に向け吹き、カルファルニア州の森林火災を引き起こしている。
現在も大規模に燃えている。現場はヨセミテ国立公園の近郊であり、巨木セコイアの群生林である公園への延焼が懸念されている。
昨年はロッキー山脈東側の乾燥地帯から、北へ吹く季節風が熱波を伴い、カナダ西岸で異常高温を各地で記録していた。

そうした原因は、プレーリドッグで有名なロッキー山脈東側に広がる穀倉地帯のプレーリー、その農業はロッキー山脈の地下水を大規模に取水し続けていた。結果、農業地帯が拡大し続けて、地下水が枯渇、農業できずに耕作地が放置され、それもチョー大規模、乾燥地帯・砂漠化が進み、大竜巻が生じている。
ロッキー山脈に雪も以前のように積もらず、コロラド川も水量が大幅に落ち、地下水も枯渇し、生態系が崩れ、砂漠化が進み、その影響が気象にも現れ、現在カルフォルニア州を襲っている。

日本の異常気象は、食糧安保問題までもたらしている。
北海道での豪雨はジャガイモやたまねぎの畑地を洗い流し、生産不足に陥り、高騰、待ってましたとばかりにTPP国から大量輸入、しかし、それも、今回の米国発の商品先物市場の暴騰に加え、露制裁により、さらに穀物や農産物価格は暴騰し、多くの農産物輸出国が自国消費優先策のため農産物の輸出を制限する事態に至っている。
異常気象は日本全土を百年に一度の豪雨の危機下に置いている。

エネルギー問題と異常気象
今般の露制裁により、比較的安価な石炭需要の世界的な急増、原油増産を呼びかける化石燃料廃絶派のバイデン米大統領。
世界の発電に占める石炭の割合は半分以上、こうした異常気象は欧州のグリーン発電でもある北海やバルト海の洋上風力発電に風が吹かなくなり、昨年から石炭、石油、天然ガスの化石燃料による発電需要が急増している。

大規模火災はCO2問題だけではなく、異常気象をもたらす
ブラジルでは、環境問題、地球温暖化問題糞食らえの大統領により、アマゾン火災が何十ヶ所も発生している。当然、守銭奴の欧米人の農場開発者たちが火をつけてまわっているものと見られ、糞食らえ大統領は消火活動もろくに行わない。
これまでも原油高騰時、トウモロコシからエタノールをとり、バイオエネルギーとして重宝されたことから、膨大なアマゾンの熱帯雨林の原生林がトウモロコシ畑に転換され熱帯雨林を消失してきていた。原油高でエタノールが安価になり需要が急増していることも上げられている。

環境破壊のバイオエネルギーの生産者たちは、生産増加のためアマゾンに火をつけまわっているようだ。
こうしたバイオエネルギーを重宝する欧米の環境派、本末転倒ではないだろうか。
公的認証機関の産地証明やトレサビリティにより検証したエタノールを環境派の国々は採用すべきではないだろうか。バイオ燃料が環境を破壊し、異常気象を加速させているアマゾンの現実がある。
失われていくアマゾンの熱帯雨林での火災や雨林喪失も当然、異常気象の大きな原因の一つとなっている。
それでなくとも、火山の噴火で大気がグチャグチャニなるが、それに輪をかけているのが中国とインドの煙突である。
さらに中国の煙突企業は、CO2どころか硫黄酸化物を大気に向け大量に放出させ続け、西太平洋、東・南シナ海を酸性化させ続けている。生態系も大きく悪化させている。石炭を大量に消費する鉄鋼は世界生産量の5割以上を占めているが、問題は生産施設の煙突の煙である。

中国はオゾン層破壊物質のフロンガスでさえ、住宅の防温・防音材の発泡スチロール生産用に大量生産している。先進国では早くから生産が大幅に制限され、代替フロンガスの使用に転じたが、その代賛フロンガスも今では制限されてきているが、中国は野放図だ。

中国とインドの煙突企業の煙を浄化させれば、地球温暖化も止まるというもの。世界の大気汚染も大幅に改善されよう。
九州北部では25年前には夏場の天の川が降り注ぐように見えていたが、今では天の川そのものが見えなくなってきている。
以上。

中国はさらに、大規模に乾燥地帯上空の積乱雲系統の雲に対してヨウカ銀を空中散布して人工降雨を降らせている。一時的なものではなく、砂漠の耕地化推進のため、自然の摂理を壊し、常に人口降雨を降らせることで上空の気流の流れが大きく変化させ、地球自転の関係で吹く偏西風を蛇行させ、その影響から西欧での異常気象が引き起こされていると主張している学者もいる。
習近平氏の鼻毛は伸び放題となっている。
以上、

参考、気象庁の最新の北半球の500hPa高度・気温天気図
 


 

 


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