米連邦公開市場委員会(FOMC)は1、2両日に開催した定例会合で、インフレ退治のため主要政策金利を0.75ポイント引き上げることを決めた。
インフレ抑制を目指した積極的な利上げが最終段階に近づいている可能性があることも示唆した。
FOMCは会合後に発表した声明でパウエルFRB議長は、「時間とともにインフレ率を2%に戻せるだけの十分抑制的な」水準に政策金利が達するよう、「継続的な引き上げ」が必要になる可能性が高いと記した。(インフレ率のしだいでは1月0.5%引き上げる可能性を示唆)
発表後の米株価は軟化(中間選挙を意識して0.5%の上昇期待/期待はずれ)、長期金利の目安となる10年もの国債利回りは織り込み済みだったのか、逆に若干下が里、その後若干上昇に転じている。
対ドル円は一時145.67円まで円高になったが、その後147.828円前後で取引されている(日本時間3日04時20分前後)。
神田財務官が孤軍奮闘しているか、前日比では若干まだ円高となっている。神田財務官は深夜営業、頭の・が心配だ。
<米国のインフレ退治金利>
~2月、0.25%
3月、+0.25%で0.5%に
5月、+0.5%で1.0%に
6月、+0.75%で1.75%に
7月、+0.75%で2.50%に
9月、+0.75%で3.25%に
11月2日、+0.75%で4.00%に
11/2日金利上昇後
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日本時間3日04時20分現在
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米国債
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前日比
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利回り
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2年もの
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+1.00%
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4.586%
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5年もの
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+0.25%
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4.269%
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10年もの
|
+0.48%
|
4.071%
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30年もの
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+0.04%
|
4.127%
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スクロール→
米国の各種インフレ率
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インフレ率
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消費者
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全体
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食料
|
コア
|
家賃
|
サービス
|
エネルギ
|
CPI
|
21/9月
|
5.4
|
4.6
|
4.0
|
3.16
|
3.20
|
24.83
|
|
21/10月
|
6.2
|
5.3
|
4.6
|
3.48
|
3.65
|
29.97
|
276.58
|
21/11月
|
6.8
|
6.1
|
4.9
|
3.84
|
3.77
|
33.29
|
277.94
|
21/12月
|
7.0
|
6.3
|
5.5
|
4.13
|
4.01
|
29.30
|
278.80
|
22/1月
|
7.5
|
7.0
|
6.0
|
4.36
|
4.58
|
26.98
|
281.14
|
22/2月
|
7.9
|
7.9
|
6.4
|
4.74
|
4.80
|
25.55
|
283.71
|
22/3月
|
8.5
|
8.8
|
6.5
|
4.98
|
5.12
|
32.05
|
287.50
|
22/4月
|
8.3
|
9.4
|
6.2
|
5.14
|
5.37
|
30.27
|
289.10
|
22/5月
|
8.6
|
10.1
|
6.0
|
5.45
|
5.74
|
34.06
|
292.29
|
22/6月
|
9.1
|
10.4
|
5.9
|
5.61
|
6.22
|
41.62
|
296.31
|
22/7月
|
8.5
|
10.9
|
5.9
|
5.70
|
6.25
|
32.93
|
296.27
|
22/8月
|
8.3
|
11.4
|
6.3
|
6.24
|
6.81
|
23.81
|
296.17
|
22/9月
|
8.2
|
11.2
|
6.6
|
6.59
|
7.37
|
19.80
|
296.80
|
・コアインフレ率はエネルギーと食料を除いたもの。
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・食品とエネルギーを除くコアインフレ率は下がってきている。
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