同社の第3四半期までの業績は、前期に引き続き、感染を恐れた人たちが通勤にバイクを利用する人たちが世界的な増加を享受している。また、新コロナ下でのレジャーにマリンが大きく売上高も営業利益率も伸ばしている。近くのヨットハーバーも近年にない利用者増から窺いも知れる。
ただ、産業用ロボットは世界的な混乱とインフレ退治の金利高に企業が設備投資を控える動きとなっており、円安からすれば実質マイナスとなっている。
いつまでもロックダウンをし続ける中国でも、最近は都市全体ではなく、区などに限定してロックダウンとなっているものの、感染地域では規制が強化され、通勤客のバイク利用者が急増しているニュースも伝わってきている。
同社は12月期の決算予想でも利益を200億円あまり増加すると修正(1450億円⇒1630億円)している。理由はコストダウンとしているが、これまでコストダウンや生産の効率化はいくらでも進めてきており、マリン事業の好調とと為替の影響がほとんどではないだろうか。