アイコン キーエンス 22/3期 過去最高益更新


FAセンサーなど検出・計測制御機器世界大手の同社は22/3期決算について、中長期的な成長を維持する観点からも、企画開発面での充実、営業面での強化を図った。企画開発面では、フルスクリーンモデルのハンディターミナルやワンショット3D形状測定機等の新商品の開発を行い、営業面では、海外販売体制の強化を図ったとしている。

今後の世界経済については、各種政策の効果や海外経済の改善もあり、景気が持ち直していくことが期待され、事業の市場環境は、さまざまな技術革新に加え、自動化、品質の向上、研究開発、省エネへの取り組みなどの需要拡大が期待される。これらの変化や需要を的確に捉え、持続的な成長を続けるためには、人材の育成に加え、「企画開発力の強化」「海外事業の拡大」が不可欠だと認識、そこに事業拡大の大きな可能性があると考えており、こうした可能性に向け、これまで培ってきたすべての力を結集して事業拡大に邁進していくとしている。

 

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同社は工場を持たないファブレスメーカー、生産は国内企業の国内工場に生産委託している。
日経によると23年3月期のアナリスト予想平均は売上高が8,414億円、営業利益が4,673億円、経常利益が4,831億円、純利益が3,412億円となっている。
以上、

海外の製造企業は好調だとさらに生産拡大や新製品開発投資を増加させ、不況だと生産性の向上をめざす工場投資を行う。
日本製造企業はサラリーマン経営者が多く、好調だと利益を蓄え、自らの保身に務め、アベノミクス利益で肥満体質、周囲が投資に動かなければ動かず、周囲が動けば動く、一昔前と異なり海外製造企業との生産性の格差は拡大するばかりだ。
大規模投資はいくら内部留保金を持とうがサラリーマン経営者にはできない。戦国武将が必要な時代に宦官社長ばかり・・・。

ただ、同社の前期の売上高が国内で30%伸びており、国内製造業も尻にもいよいよ火が付いたようだ。
韓国や中国で造れるモノはすべて食われていき、妙味薄で触手しないニッチな部分でしか生き残れなくなる。すでに多くの日の丸製品が韓国・中国に淘汰されてきた。


スクロール→

連結/百万円

売上高

事業分野

当期

前期比

国内

310,180

30.9%

海外

444,994

47.7%

 


スクロール→

キーエンス

22年3月期  日本式

連結/百万円

売上高

営業利益

←率

経常利益

株主利益

19/3

587,095

317,868

54.1%

319,860

226,147

20/3

551,843

277,631

50.3%

280,253

198,124

21/3

538,134

276,758

51.4%

286,594

197,289

22/3

755,174

418,045

55.4%

431,240

303,360

22/21期比

40.3%

51.1%

 

50.5%

53.8%

23/3期の予想は発表なし

↓22/3期

総資産

2,098,430

純資産

1,974,501

純資産率

94.1%

 

[ 2022年4月28日 ]

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