総務省が発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯が消費に使った金額は1世帯当たり28万999円だった。
新コロナによる行動制限があった昨年に比べ、ウィズコロナ策で外出の機会が増加したことによるもので、金額の増加は4ヶ月連続(昨年の当該月の反動もある)。
消費支出
消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり 280,999円
前年同月比 実質2.3%増 名目5.9%増
前月比(季節調整値) 実質 1.8%増
実収入
勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、1世帯当たり499,438 円(税込み)
前年同月比 実質0.2%増 名目 3.7%増
一方、実収入で、厚労省が発表している賃金統計では、実質でマイナスになっている(インフレ3.0%/賃金の伸びは2.1%/差し引き▲0.9ポイントマイナス)。
勤労者収入と世帯の実収入は異なるのだろう。ただ、総務省との違いは不明、ほとんどの世帯で副収入がかなりあるのだろう?
今年4月から外的要因により物価が高騰、9月までの6ヶ月間続けてインフレ率が給与の伸びを上回り、実質賃金はマイナスが続いている。
これまでの日本の賃金の動きは、月の残業料により左右されているだけでほとんど変化なしに来ている。
コロナ:昨年は~2月まで既存株急増、5~6月英国株、8~9月はデルタ株、今年は1~3月オミクロン株、その後はウィズコロナ策導入。
スクロール→
世帯あたりの消費支出(実質)/総務省
|
|
2022年
|
2021年
|
2020年
|
2019年
|
1月
|
6.9
|
-6.0
|
-3.9
|
2.0
|
2月
|
1.1
|
-6.5
|
-0.3
|
1.7
|
3月
|
-2.3
|
6.5
|
-6.0
|
2.1
|
4月
|
-1.7
|
13.9
|
-11.1
|
1.3
|
5月
|
-0.5
|
12.5
|
-16.2
|
4.0
|
6月
|
3.5
|
-4.3
|
-1.2
|
2.7
|
7月
|
3.4
|
0.7
|
-7.6
|
0.8
|
8月
|
5.1
|
-3.0
|
-6.9
|
1.0
|
9月
|
2.3
|
-1.9
|
-10.2
|
9.5
|
10月
|
|
-0.6
|
1.9
|
-5.1
|
11月
|
|
-1.3
|
1.1
|
-2.0
|
12月
|
|
-0.2
|
-0.6
|
-4.8
|
・2019年10月消費税増税/20年3月~新コロナパンデミック
|
↓厚労省の賃金統計より