アイコン 九大 新コロナ治療薬「YH-6」開発 重症化防止 王子田彰夫教授ら

Posted:[ 2022年11月 8日 ]

九州大大学院の研究グループは、SARS CoV2=新コロナウイルス感染症の治療を巡り、どんな変異株にも効果を見込める新たな経口薬の候補のコバレントドラッグ「YH-6」を開発した。

「YH-6」は、オミクロン株を含むほぼすべての変異株に対して抗ウイルス作用を示すことが細胞におけるコロナウイルス感染実験から明らかになっている。また、その細胞毒性も低いという。

新薬候補「YH-6」は、ウイルスの増殖を助ける酵素タンパク質の機能(3CL-プロテアーゼ)を阻害する働きがあり、既存のコロナ経口治療薬を使えない患者にも投与できる可能性がある。
今後、製薬会社と連携し、重症化を防ぐ抗ウイルス薬として薬事承認を目指すとしている。
当研究論文は、Journal of Medicinal Chemistry誌に掲載された。
以上、西日本新聞、九大HP参照

 



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開発者は、九州大学大学院薬学研究院の王子田彰夫教授、川⻄英治講師、進藤直哉助教らの研究グループ。

コバレントドラッグ:
阻害標的となるタンパク質と共有結合を形成することで効果を発揮する阻害剤分子
3CL-プロテアーゼ:
新コロナウイルスが発現するウイルス増殖に重要な酵素タンパク質

新コロナでは、こうした治療薬分野でも日本はかなり遅れているが、大学発でやっと候補が開発されたようだ。

大阪維新が宣伝し、大阪大発ベンチャーのアンジェスが進めたワクチン候補の開発は失敗していた。吉村大阪府知事がまだ臨床試験も行っていないアンジェスのワクチン開発候補を2020年4月末にヨイショ発言したことから株価は350円前後から、5月には2500円直前まですっ飛んだが、開発失敗で現在の株価は145円。動物やビーカー試験で成功していたのかも定かではない。巨額助成金だけが藻屑と消えた。アンジェスはワクチン開発候補の研究論文を学術誌に掲載していたのだろうか。

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