日本の技術立国、最先端技術など遠い過去のこと。産業革新は官民揃って聖域なき削減によりなされず、技術革新も聖域なき削減でなされず、生産性の向上に向けたカイゼンも利益最優先でなされず、現在の日本の産業の立つ位置がある。
浮かれた宇宙もロケットは失敗続き、月向け人工衛星も初歩ミスで失敗、よほど北朝鮮のロケットミサイルの方が進化しているようだ。
大金融緩和、GDPを2割増600兆円にすると言った人も半分しか達成できず、物価上昇を2%にするとした人も実質達成できずもう過去の人になった。結果、やりっぱなしの日銀の財務内容になっている。収拾つけることはもはやできなくなっている。
輸出を見た場合、国際評価も取引のほとんども基軸通貨のドル値であり、ドルで見た場合、日本の現状は、新製品の革新性がなく、技術的革新もなく、カイゼンで凌ぎを稼いでいる状態のようだ。
21年間で57%(1.5倍)しか伸びていない。この間、韓国は3.7倍、中国は13.5倍、ドイツも3倍伸びている。
ましてや、2010年と2021年比では日本だけマイナスになっている。
聖域なき削減は小泉時代から永遠に続いており、少子化で逆に研究開発費を増やし、明日の飯の種を開発してもらいたいものだが、減らし続け、学術研究の人材も減り続け、内容もすかすかになってきている。超伝導のファジーの学術研究成果⇒企業の製品化のパターンがとっくの昔に途切れている。
企業がそれに変わって研究開発・革新的製品の開発に没頭すれば別だろうが、企業も聖域なき削減を続け、利益が出ても内部留保と株主様還元策に費やす愚か者のサラリーマン経営者ばかりになっている。
自由貿易主義もすでに本家の米国から梯子を外され宙ぶらりん、政経分離など戯言にしてしまった米国、公私混同の3代目のお坊ちゃまが司れるほど簡単な世の中ではなくなっている。
日本の歴代のお坊ちゃまたちは、何を言っても、何をやっても、無言の国民が黙認していると思っているようだ。国民が黙認したとしても世界から置いてけぼりにされてしまったのが貿易数値に現れているようでならない。
スクロール→
日本の輸出業の実態
|
/億ドル
|
日本
|
韓国
|
中国
|
ドイツ
|
米国
|
2000年
|
4,793
|
1,722
|
2,492
|
5,504
|
7,819
|
2001年
|
4,035
|
1,504
|
2,661
|
5,716
|
7,291
|
2002年
|
4,167
|
1,624
|
3,256
|
6,158
|
6,931
|
2003年
|
4,718
|
1,938
|
4,382
|
7,515
|
7,247
|
2004年
|
5,656
|
2,538
|
5,933
|
9,098
|
8,148
|
2005年
|
5,949
|
2,844
|
7,619
|
9,709
|
9,010
|
2006年
|
6,467
|
3,254
|
9,689
|
11,081
|
10,259
|
2007年
|
7,143
|
3,714
|
12,204
|
13,212
|
11,482
|
2008年
|
7,814
|
4,220
|
14,306
|
14,461
|
12,874
|
2009年
|
5,807
|
3,635
|
12,016
|
11,200
|
10,560
|
2010年
|
7,697
|
4,663
|
15,777
|
12,589
|
12,784
|
2011年
|
8,231
|
5,552
|
18,983
|
14,739
|
14,825
|
2012年
|
7,985
|
5,478
|
20,487
|
14,011
|
15,457
|
2013年
|
7,146
|
5,596
|
22,090
|
14,449
|
15,795
|
2014年
|
6,902
|
5,730
|
23,422
|
14,942
|
16,205
|
2015年
|
6,249
|
5,267
|
22,734
|
13,262
|
15,025
|
2016年
|
6,450
|
4,954
|
20,976
|
13,343
|
14,510
|
2017年
|
6,983
|
5,736
|
22,633
|
14,481
|
15,452
|
2018年
|
7,381
|
6,048
|
24,867
|
15,605
|
16,639
|
2019年
|
7,055
|
5,422
|
24,994
|
14,894
|
16,431
|
2020年
|
6,413
|
5,125
|
25,899
|
13,825
|
14,249
|
2021年
|
7,560
|
6,444
|
33,638
|
16,319
|
17,543
|
・国連UNCTAD版/黄色=リーマン・ショック
|
21/00比
|
57.7%
|
274.2%
|
1249.8%
|
196.5%
|
124.4%
|
21/10比
|
-1.8%
|
38.2%
|
113.2%
|
29.6%
|
37.2%
|