来月19日からのサミットを控え、爆弾騒ぎで異常に神経質になっている警備当局、25日、広島市のJR広島駅に直結する駅ビル内の男子トイレで見つかった紙袋について、警察が中身を確認した結果、落とし物として届け出されていたアタッシェケースで危険物ではなかったと発表した。
25日正午すぎ、JR広島駅に直結する駅ビル内の男子トイレを利用した人が、「トイレの中に紙袋が置いてある」と付近を警戒中の警察官に伝えた。
警察は不審物の疑いがあるとして駅ビルの中にいた客や従業員を避難させたほか、山陽新幹線も1時間半あまりにわたって運転を見合わせるなどして約2万2700人に影響が出た。
警察が爆発物処理部隊を出し、紙袋を安全が確保される場所に移動させて中身を確認したところ、横幅が35センチほどのアタッシェケースが入っていたという。