アイコン 神明畜産 代表ら豚コレラ隠蔽で刑事告発 5.6万頭処分の告知義務違反容疑


栃木県警は25日、昨年7月、「神明畜産」が、栃木県那須烏山市の養豚場で、豚の伝染病のCSFこと豚コレラ=豚熱が発生した際、県に必要な届け出を行わなかったとして、家畜伝染病予防法違反の疑いで関係先を捜索した。

「神明畜産」は昨年9月9日、関連会社も含め負債額約540億円を抱え民事再生法の適用申請をし、その後、民事再生手続きの開始決定を受けている。

 同社の那須烏山市の養豚場では昨年7月、CSFこと豚コレラの発生が確認され、栃木県はこの養豚場で飼育されていた約5.6万頭の豚を殺処分した。

栃木県によると、県は当時、「養豚場で豚が死ぬ数が増えている」という匿名の情報を受け、施設へ立入検査して発覚、その後のウイルス検査で豚熱の発生を確認したという。

こうした状況から、栃木県は、「神明畜産」がより早い段階で感染の疑いがあったことを把握していながら、法律で定められている届け出を行わなかった疑いがあるとして、「神明畜産」と代表取締役を今月刑事告発していた。

 栃木県警は那須烏山市の養豚場を含む複数の関係先の捜索を終え、今後、押収した資料を分析するなどして家畜伝染病予防法違反の疑いで調べることにしている。
以上、

 

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豚コレラは2018年9月岐阜県で発生、県の担当部門が日常業務に追われ、忙しく徹底した対応をしなかったことが後に分かっているが、農水省は県に責任を押し付け責任回避に一生懸命だった。 
当時、ABCが順番子で任命した大臣殿は大臣室で堂々と賄賂を貰うほどの逸材(後に逮捕)、感染は東海地方から近畿、関東、東北へ広がり手がつけられなくなった。
猪が媒介させており、猪の死骸などの豚コレラウイルスが小動物などに付着して養豚場を襲っている。
豚コレラはアフリカ豚コレラウイルスと異なり、ワクチンがあり、日本では2019年10月からワクチン接種を開始、猪向けにワクチン散布もしたはずだが、農水省の行政に一貫性はなく、昨年9月、栃木県の大規模養豚場で発生していた。それが神明畜産だった。

牛肉は和牛として輸出されているが、鹿児島県の黒毛和豚は輸出できないという問題を、岐阜県の当時の担当部署や農水省の担当部署が2010年4月に宮崎県で発生した口蹄疫の教訓を生かさず、長期にわたり、こうした事態に至らしめている。

大きく問題にしないことから、のど元を過らせ、同じことを何度でも発生させている。小手先で豚コレラの名をCSFに変えたところで農水省の根本は何も変わっていない。

猪も含め1年以上発生事例がなければ、相手国により輸出が可能となるが、相手国がなかなか認めず、口蹄疫での牛肉輸出も終息して5年余り経過して各国がボツボツ輸入を解禁した経緯がある。

その間に、農水省が、以前、和牛の種をカナダにプレゼントした種の牛の種が豪州に渡り、豪州産和牛として生産され、東南アジア市場を席巻、豪州から中国など各国に高値で種が販売され、今では各国で和牛が飼育され柔らかい肉が販売されている。
しかし、日本は育成方法に独自の技術を各ブランド牛ごとに持ち、同じ和牛でも差別化をはかり、各地のブランド牛肉として香港や東南アジアなどに輸出し、やっと日本のブランド牛の威厳を取り戻し、輸出も拡大させてきている。
税金で食っている農水省はイチゴもぶどうも国際特許を取らず、取らせず失敗している。

CSFこと豚コレラは、沖縄の感染を除き猪が媒介していることから、ワクチン接種とワクチン散布を定期的に集中的に徹底して行い収束・終息させるしかない。

ワクチン接種やワクチン散布が徹底していないため、ワクチン接種県でもCSFこと豚コレラが養豚場で発生している現実もある。
発生からこれまでに23万頭以上の豚が殺処分されている。養豚場での発生件数はワクチン接種もあり、2019年に比し、大幅に減少しているが、まだ、猪の死骸からはウイルスが近畿以北の各地で検出されている。

怖いのはアフリカ豚コレラ、ワクチンがなく感染力も強く、致死率も高い。中国で発生し、北朝鮮へ、韓国へ渡り、韓国では京畿道など北部の養豚場で瞬く間に感染拡大したが、一帯での先手の養豚場閉鎖なども行い発生はほぼなくなって久しい。しかし、まだ最近まで山間部の猪の死骸からウイルスが検出されている。日本へ伝染するおそれもまだ残っている。

皆さんが、猪の死骸を見つけたら、即県当局に連絡し、当局は死骸の消毒や石灰などと一緒にある程度深く埋める処理が必要だ。群れで活動する猪の通常の行動範囲は四方1~2キロ程度と比較的狭い。

神明畜産の破綻記事
https://n-seikei.jp/2022/09/post-85376.html


 

[ 2023年4月26日 ]

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