ホークスの2023年シーズンは終わった。若手が育ちそうで育たないジレンマが続くここ数年でもある。
ただ、ホークスほど人材豊富やチームはないだろう。しかし、生かしきれていない。
これまでもホークスは、
馬原を潰し、岩崎を潰し、サファテを潰し・・・・
そして今回、森唯斗(31)を潰した。
野手でも多くを潰してきた。
内川選手も放出、1・2軍の打撃コーチにさえ就任させなかった。
昨年は選手発奮係の松田も潰した。
何れもチームに対する貢献度合い指数が非常に高い選手たちだ。
ホークスの監督やコーチ陣の選手起用方法は、現代にありながら、科学的ではなく、浪花節・根性論・人情論をまかり通らせている。
勝負の世界で試合ごとの出場選手の最適化が諮られていないようだ。
高校の監督さえ今では現代野球・武器を駆使している。
投手も野手も起用方法が下手糞、昇格させた選手を潰れるまで使い続け、こうした選手は一度潰れたら再生させるのに長時間を要し、戦力がありながら戦力を潰してしまう首脳陣たちとなっている。それも首脳陣たちのお気に入り選手とそうでない選手に分かれるから悲しい。
今のホークスでは、森選手は現行、高額すぎることから、成績に応じた減額交渉をした上で戦力外通告したのかも疑わしい。
森選手も年齢とともに気合いだけでは球威は衰え打たれる。相手選手に舐められたら終わりの世界でもある。コントロールを最重視した投球フォームに変えなければ、他球団に移ったとしても成績を収められないだろう。
球速が遅く微妙なコントロールができない投手は長続きしない。私生活も含め自己を完全にコントロールできるかできないかの差でもあろう。
ホークス球団は、藤本博史監督(59)が今期で退任、小久保裕紀2軍監督(52)が昇格する。
藤本監督が浪花節なら、スタッフが是正・フォローしなければならないが、一緒になって浪花節を歌う始末、そうしたコーチが悲しいかないなかった。
来期からの小久保新監督も浪花節の塊、スタッフのコーチ陣の重要性が一段と高まる。以前は優秀なコーチ陣に支えられた監督下での常勝軍団でもあった。そうしたコーチ陣は引く手数多、他球団に移り、監督になった人もいる。今のコーチ陣を欲しがる球団はあるのだろうか。いい選手はいい監督の下に育つが、足元では選手がいいコーチに巡り合い、選手が開花していく。一軍でも2軍でも。