アイコン 東海大会2位の聖隷 センバツから外された


1月28日の第94回センバツ高校野球出場校発表で、東海地区で逆転現象が起きた。
準優勝の聖隷クリストファー(静岡2位)が落選して4強の大垣日大(岐阜2位)が選出となった。

聖隷クリストファーは秋季東海大会で正バッテリーを故障で欠きながら、劇的な逆転勝利を重ねて決勝進出。決勝は日大三島(静岡1位/選抜出場)に3―6で敗れた。
センバツの東海地区は2枠で、静岡県勢の2校選出が確実とみられていたが、準決勝で日大三島に5―10で敗れて4強だった大垣日大(岐阜2位)が選ばれた。

これを受け、静岡県高野連の理事会が31日に開催され、昨秋の東海大会準優勝の聖隷クリストファーが今春センバツで選考漏れした件について高橋和秀会長(58)ら幹部が見解を語った。
高橋会長は、昨秋東海大会で聖隷の正バッテリーが故障しながらも周囲の選手がカバーして勝利を重ねた点を挙げ「評価してほしかった。非常に悔しい思いでいっぱいです」と声を大にした。

渡辺才也理事長も「(役員としてではなく)個人としての話」と断った上で「(選考委員から)『個人の力が上回った』という話があったが、裏を返せば(聖隷が)劣っていたと聞こえかねない。
聖隷の選手の思いを考えるとかける言葉が見つからない」と吐露し、「戦力がそれほどなくても頭や知恵を使って勝っていく。それを見事に体現した。それを評価されなかった。いったい高校野球って何なんだろうって混乱しています。今まで信じていたものが崩れてしまった」と悲痛な胸の内を明かした。

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同理事長によると、県高野連には抗議の声が殺到しているという。
「数は数えきれていませんがひっきりなしに電話が来ています」。日本高野連にはこうした状況を電話で伝えたという。

東海地区の鬼嶋一司センバツ選考委員長
「個人の力量に勝る大垣日大か、粘り強さの聖隷クリストファーかで賛否が分かれたが、投打に勝る大垣日大を推薦校とします」と激論の末に大垣日大を選出したという。
東海大会で4試合した聖隷クリストファーの1試合平均の失点は5.25、一方で3試合した大垣日大の1試合平均の失点は4.66だったがほとんど変わらん。それも、聖隷の正バッテリーは故障していた。

鬼嶋一司選考委員長とは、
鬼嶋 一司は1956年1月生、慶応義塾大学野球部、川崎製鉄千葉チームに所属した元アマチュア野球選手・元慶應義塾大学野球部監督も務めた指導者、また、扶桑電気(株)(本社:横浜市)代表取締役社長歴任。
鬼嶋家の家業が電気工事会社の扶桑電気(株)、鬼嶋家の御曹司として慶応大学へ、そして社長を歴任したもの、つまりボンボン。
うがった見方は本来できないが、扶桑電気さんが全国の日大関連工事を受注したことは・・・、日大板橋病院の建て替え工事に・・・ということはないのだろうか。
大垣日大を強く押した人はどちら様だろうか。過半数もしくは鬼嶋委員長の下で全会一致で決定したのだろうか。声が大きい人は誰だろうか、鬼嶋氏の声は大きいのだろうか。

政治的采配の余地を残す選抜方法は、昔からの基準があろうと、その基準を現代に見直ししない限り同じことは何度でも生じる。
オリンピック・マラソンでも同じ様なことが生じ問題となり、その後選考試合をいくつか決め、時間と着順で決定するようになっている。

センバツは選考委員会のさじ加減で決定されるならば、高校チームの選手たちはどう戦えばいいのだろうか、目標さえ失ってしまうのではなかろうか。

 

[ 2022年2月 1日 ]

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