中国科学院の魏輔文院士のチームは3月5日、米国科学アカデミー紀要(PNAS)で、褐色の秦嶺ジャイアントパンダに関する研究成果を発表した。
同研究は、世界で珍しい褐色パンダの毛色の変異が「Bace2」遺伝子の欠失による突然変異で、メラノソームの数を減らし、サイズを小さくすることで、黒い毛が褐色になることを初めて解明した。
同研究成果はまた、褐色秦嶺パンダ「七仔」の子供の毛色は、いずれも白と黒で、褐色を継承していないことを明らかにした。
1985年、陝西仏坪自然保護区でメスの褐色パンダ「丹丹」が初めて発見され、保護された。