アフガニスタン東部パルワン州で感染症が広がり、少なくとも2人が死亡、50人が重体に陥った。イスラム主義組織タリバン暫定政権下にある同州当局者は25日、「未知の病気だ」と説明した。
当局者によれば、渓谷地帯にある同州シンワリ地区で過去4日間に約500人が罹患。感染者は増加傾向にあり、重症患者は首都カブールの病院に搬送された。
激しい筋肉痛や下痢、発熱などの症状が見られるが、原因は分かっていない。
アフガンで未知の感染症 500人罹患、50人重症、2人死亡
Posted:[ 2024年9月27日 ]
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地元報道によると、原因特定のため医療チームが同地区に赴き、患者から血液を採取した。
アフリカ中部で広がり、最近アジアでの感染も確認されている「エムポックス(サル痘)」との関連は現時点で不明。
「エムポックス(サル痘)」の潜伏期間は、7~21日とされ、その症状は、顔面及び手足の末端に多く発生、時間の経過で水疱から膿疱となり痂皮がみられるようになる発疹、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、リンパ節腫脹などであり、発症後2週間から4週間で症状は軽快する。天然痘ワクチンで約85%は感染防止できるという。
今回のアフガン病は、「エムポックス(サル痘)」とは異なるようだが、感染力など詳細は何もわかっていない。WHOの早期の現地対応が求められる。
タリバン政権となった現在、人の交流が多い外国は中国であり、多くの往来がある。