トランプ米大統領は12日、鉄鋼・アルミの世界からの輸入品に一率25%の関税爆弾を投下した。当然、爆弾を投下された国や地域は反発、対抗の報復措置に出た。現在はカナダと欧州。
それに対して、トランプは欧州の報復関税に対して大型爆弾を落とすと再び言い出した。
10日にはカナダに対して木材と乳製品に対して50%の関税爆弾を落とすぞと脅迫したが、12日には撤回している。
ただ、その後、トランプはカナダの乳製品に対して250%の関税を掛けるとも発している。
欧州+カナダの報復策は、トランプ政権による関税賦課額相当分を、米国からの輸入商材に対して関税を掛けるとしている。
米国産酒類も対象としており、米国産のウィスキーやバーボン・テキーラは大打撃を受けるとすでに米メーカーは悲鳴を上げている。トランプが200%の関税をかけても米国酒類メーカーは欧州の対抗が強くなるだけで何の得も利もない。
カナダでは、トランプ関税爆弾に対してオンタリオ州首相が、州民に対して米国産酒類は飲まず、国産を飲もうと呼びかけ、バー・居酒屋にも米国産酒類を置かないように呼びかけ、カナダのほかの州首相も多くが賛同している。同州は米国に隣接しており、州首相は米TV局に頻繁に出演し、米国民向けにトランプ関税爆弾を批判し続けている。
ここまでくれば、米国は輸入を止めればよいだろう、ただ、トランプ=米全国民ではない。ましてやトランプは大富豪、米国民の7割以上の2億4万人以上は平民、トランプ関税爆弾の被害はこうした米平民に対して物価高が直撃する。共和党・民主党など関係ない話だ。
4月には自動車への関税爆弾がまっている。
この調子ではすべての輸入品に対する関税爆弾もありうる。
米国が交易しない・一国主義になるなど不可能、トランプは再び不動産屋の発想となり、トランプ1後期の保守論客や専門家たちを閣僚に配置した政治から、再び、ゴマ摺りたちばかりを閣僚に侍らせ、自我自賛のマスターベーション政治を司っている。
3月12日、鉄鋼・アルミに一律25%のトランプ関税爆弾を投下
3月12日、EUは報復として4月から米関税被害額相当分260億ユーロ(283億1000万ドル)の米国製品に対して報復関税を課すと表明。
3月13日、トランプはEUの報復に対して報復、欧州ワイン類に対して200%の関税爆弾を落とすと表明して入る。
実際、欧州ワインに対して200%の関税をかけるかどうかは別にして、ウクライナ問題、NATO負担問題含めてトランプ政権とEUの対立構図は鮮明になってきている。トランプ1では2018年にNATO会議でトランプ×独メルケル+仏マクロンと負担金問題で大喧嘩、独仏は当時、欧州軍創設の構想を持った。それが、現在、現実味を持ってきている。
トランプの保護主義経済策による経済効果は短期に成し遂げるのは困難、短期決戦すれば、米経済は破滅に向う。また、4年後の大統領がトランプ政策を継承するかはまったく不明、トランプが経済運営に失敗した場合、民主党から大統領が誕生する可能性も高くなる。
傍観者としては、米国経済が暴落すれば心地良いだろうが。
スクロール→
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トランプ製関税爆弾投下 NYダウ推移
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ドル
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前日比
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備考
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1/31.
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44,544
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2/28.
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43,100
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3/3.
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42,919
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3/4.
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42,347
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-572
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関税、4/2に延期
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3/5.
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42,418
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71
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3/6.
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42,381
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-37
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3/7.
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42,175
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-206
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3/10.
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41,612
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-563
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3/11.
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41,175
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-437
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3/12.
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41,010
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-165
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関税爆弾投下
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3/13午前
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40,873
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-137
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