アイコン マスク氏とルビオ長官が政府職員で激突 軍配はどちらにトランプ氏


朝令暮改・老害、もともと唯我独尊の独裁者であるトランプ氏、トランプ1の経験により政治経済の現実は少しは知っており、トランプ2の発足日は独裁者になると公言したものの、その後は独裁者発言を繰り返し、「そんなことは言っていない」と高齢からくる健忘症なのか、朝礼暮改戦術を取り続けている。

関税問題では、報復を示唆する外国勢に対し、大統領選挙功労者人事により、経済政策の素人が商務長官や財務長官に就任、その反撃に揺れ続けている。
カナダ・メキシコに対する25%関税、2月4日執行が3月4日に延期され、3月4日には4月2日にさらに延期。しかし、3月7日になるとトランプ氏は、「7日にもカナダ産の乳製品と木材に対して25%の関税を執行する」と発言するなど、一貫性もクソもない発言を繰り返し、関係相手国はもはや相手にすること自体が難しくなってきている。

<国内問題は強行突破>
不法移民の強制送還は、犯罪歴がある不法移民やその家族が中心にして飛行機で強制送還している。
麻薬問題では、メキシコの麻薬カルテルをテロ組織に指定、ケシから採取合成する麻薬フェンタニルの原料をメキシコに大量輸出している中国へは、2月4日から10%の追加関税を課し、中国が報復すると発表したことから、3月4日にはさらに10%追加すると発表し、即日執行させている。
中国からの輸入品は最低25%から最高45%になり、米国では中国から輸入している部品や材料および製品の輸入価格が上昇、物価高騰・消費低迷・内需型製造業の低迷、雇用低迷・失業率増加など発生すると見られている。FRBもトランプ政策の物価に与える影響判断に右往左往している。

しかも、カナダ・メキシコに対する関税は、麻薬や不法移民に対するものか、今やトランプ氏の相互関税主義によるものか、ごちゃ混ぜになってきている。
ましてや、米・加・墨の3ヶ国は自由貿易協定の締結国であり、その条約さえ吹き飛ばしての関税賦課となっている。

 

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<政府職員削減>
マスク氏の無差別的な政府職員の削減に共和党からも不満が高まっている。トランプ政策では、政府職員230万人を10万人削減するというもの。

計画策定担当の「政府効率化省(DOGE)」の長官マスク氏の強権により、解雇権もマスク氏にある言動。
また、DOGEは資金使途が不明などの理由で国連機関からも撤退、国連含みの対外援助廃止、米独自の対外援助も停止、その執行機関の職員解雇、マスク氏の動きは、トランプ氏を有頂天にさせてきたことも事実。

<効率化省と国務省の長官どうしが激突>
しかし、3月6日の臨時閣議で、マスク氏が口火を切り、ルビオ国務長官が「誰も解雇せず、大規模な人員削減の推進に抵抗している」と非難、「国務省職員の削減努力が足りない」とルビオ氏を責め立てた。ルビオ氏は反論し「既に1500人超が自主退職に応じている」とした。それに対してもマスク氏は「再び首にするために彼らを雇い直したいか」と皮肉ってやり返し、喧嘩状態に。
・・・ルビオ氏は人事権を反故にされた政府機関の各長官を代表したものでもあった。また、ルビオ氏の発言の刃は、トランプ氏に向けられたものでもあった。

トランプ氏は激論を締めくくりに当たり、マスク氏のDOGEは各政府機関の助言機関だとし、連邦政府の人員配置や政策の最終的な決定権は所管する閣僚が持つと言明、これまでのマスク氏の言動を大幅に修正・後退させる発言をなして仲裁した。

マスク氏は事前に想定してトランプ氏と打ち合わせ済みなのか、トランプ氏の発言につき賛同表明、変わり身の速さは現在のトランプ氏のようでもある。

トランプ氏は今回、両者の激突で、「あくまでマスク氏のDOGEは、政府機関に対する助言機関だ」と述べた点が注目される。
この間、一時、トランプ氏はマスク氏のDOGEは動きが鈍いと批判し、もっと刺激的にやれと発破をかけた経緯もある。

マスク氏のDOGEは、
230万人の連邦政府職員のうち10万人超を希望退職も募って無差別に解雇、
国連等の数十億ドル相当の契約やプログラムを打ち切り、
政府のコンピューターシステムの機密情報にかってにアクセス
の独断専行ぶりに政権幹部や閣僚が反発、スージー・ワイルズ大統領首席補佐官らホワイトハウス高官がこの会議を招集したものだった。
ホワイトハウス立法担当局には、全米の共和党議員から苦情の電話が殺到しており、地元有権者らの批判の矢面に立たされている共和党議員もいる。

米政府は、DOGEによる政府職員の大量解雇の煽りを受け、現在、核兵器の安全保障や鳥インフルエンザの調査などの分野で、必要な職員の再雇用に奔走しているという。
また、DOGEを巡っては、労働組合や支援団体が30件を超える訴訟を起こしている。

●トランプ氏は2期しか大統領を務められず、今回の4年間で政治・経済・外交・軍事を好き放題に操ること必死。常に自らに面白く、刺激的な言動を繰り返し、それらのすべても連動して動かす、まさにヒトラーの政治手法の現代版の到来のようだ。
トランプ氏はドイツ系ゲルマン民族でもある。血は争えない。

●マスク氏は南アフリカの旧白人至上主義者の系統のようだ。政治の懐がまったく異なるトランプ氏を真似たのか独裁色を前面に押し出しているが、これに対して嫌テスラ車の世界市民も次第に多くなり、マスク氏が調子に乗るほどにテスラ車は売れなくなってきている。
こうしたマスク氏の言動とテスラ車の販売不振に、米投資家たちも嫌い、昨年12月17日に479円まで押し上げた株価は、その後、落ち続け、3月7日には262円まで下げている。すでにトランプ氏の大統領戦勝利のご祝儀相場時の288ドルより下げている。
マスク氏はトランプ2世になるつもりのようだが、器がまったく異なり、フェイクニュースでいくら盛り上げても政治家としては落第点以下、それくらいは皆が拳銃を持ち民主主義を標榜する米国民にも良心があろう。
 マスク氏は従業員に対する下半身問題も多く抱えているが、トランプ氏を恐れた報道機関は報道しない。

●ルビオ氏はキューバ脱国民の倅、53歳と若いものの政治家歴は25年と長く、1999年のフロリダ州議員からスタート、現政権にあり、政治の現実を知る数少ない政治家(フロリダ州選出の上院議員から国務長官に)。
2006年に発刊した「100のアイデア」という書籍は全国の政治家たちに注目される書籍となった。政治姿勢がトランプ陣営にあり珍しく地に着いた人物。
以上、

航空管制官人減らし問題で、マスク氏は運輸長官とも対立。
当会議では、トランプ氏の意向を受けマスク氏が牽引する全方位の政府職員の人員削減、連邦航空局は、もともと人材不足、その航空管制官の退職も今回の退職勧奨で相次ぎ、DOGEのマスク長官に対し、さらに解雇しようとしているとして、ショーン・ダフィー運輸長官とも対立している。

DOGEは政府の全職員に対して退職募集(9月までの賃金支払保証条件付)を図ったままにしており、管制官はさらに人手不足に陥り、過度な労働、過酷な労働になっており、募集に応じる管制官が続出しているという。高度な知識を必要とし、管制官の養成には時間もかかる。
職員削減開始後、航空機事故が2回生じており、事故直前回避の案件も数回に上っている。民間小型機も入れた場合さらに多くのアクシデントが生じている。

<マスク氏の全職員へのメールが命取りか>
マスク氏が2月22日、自らの私的Xで強権を振りかざし、政府全職員に対し、「前週、何の仕事をしたのかメールで返信」するよう送信、返信なき場合は解雇すると通知したことがすべての原因。
(それでなくても、トランプ氏はマスク氏に政府職員を減らすよう指示し、DOGEはプレミアム付で無差別で退職勧奨、引く手数多の優秀な人材も大量に退職しているという)

DOGEによる全省庁の職員アクセスをトランプ氏が認可したのか、通常アクセスできず問題となっており、ルビオ氏の国務省とヘグセス氏の国防総省などは2月24日までに、自らの省職員に対して「メール返信しないよう指示」していた。

国防総省長官になったのは、選挙の論考褒章による重要ボスト人事、議会で1月24日承認された元FOXニュース司会者のピート・ヘグセス氏(44)。
★2月24日の時点で、マスク氏とルビオ氏+ヘグセス氏らは対立関係になっていた。
こうした動きに対してマスク氏の不満が6日の閣議で、ルビオ氏に対して喧嘩を売ったものと見られる。
トランプ政権は自らが良しとした目的のためなら、手段を選ばない政権として定着しつつあるなかで、共和党の中央・地方の議員たちから、マスク氏の問題が燻り出してきている。

トランプ氏がこのまま好き放題に米国の政治を弄ぶならば、来年11月の中間選挙を終えられば、トランプ大統領の商品価値は下がり、トランプ支持の議員たちも次を狙いトランプ氏から離反する動きが加速するものと見られる。
トランプ1政権の後期には、保守の重鎮や論客という政治経済外交のプロたちが、各省庁を束ねていたのだが・・・。

パナ社がテスラで利益が出ないのもマスク氏の言動から分かりそうな・・・。

 

 

[ 2025年3月10日 ]

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