アイコン 木材価格 トランプの関税爆弾により価格上昇中


米シカゴの先物取引所の木材価格は、トランプ氏がカナダから輸入している木材に25%関税を掛けると発表しており、ジリ高となっている。
トランプ氏は、米国内需要は国産材で間に合うとしているが、業界では計算と現実は異なるとし、カナダ産材が25%上昇すれば、米国内の木材価格も上昇し、住宅価格も高くなり、住宅産業に悪影響をもたらすと警鐘を鳴らしている。

シカゴの木材相場は昨年8月末までは400ドル台で推移していたが、9月から上昇、12月末は550ドル、3月12日現在では634ドルまで上昇している。
日本の米国からの輸入価格(物流経費含まず)は、22年の狂乱暴騰時の1441ドル、17万円台のピークから下げ局面の価格まで上昇している。

 

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トランプ氏はカナダに対してヒステリックになっており、鉄鋼・アルミについてこれまでの25%の関税爆弾を50%の関税爆弾に大型化すると発表し、NYダウも急落した。12日、世界から輸入する鉄鋼・アルミについては25%の関税爆弾を投下したが、カナダは50%を修正して25%に修正している。
収まらないトランプ氏は、カナダの乳製品に対して250%の報復関税を掛けると発表し、再び、カナダを脅迫している。確かに250%関税の制度をカナダは有しているが、異常な流入を抑制するためのもので、これまで一度も発令されていないという。
カナダ最大のオリタリオ州のフォード州首相が、米国の関税攻撃に対して、オンタリオ州の居酒屋から米国産蒸留酒を排除して国産酒を飲もうと呼びかけ、数多く米TV局に出演し、「関税戦争を止めよう」と米国民に呼びかけ、人気を博している。

欧州も報復すると発表しており、海外では米国産蒸留酒の最大の需要地であるEUも米国産蒸留酒に50%の関税を課すとしている。
これでは潰れてしまうと米国の蒸留酒製造組合は悲鳴を上げている。


スクロール→

米シカゴ先物取引市場

木材 Lumber (USD/1000 board feet)

月末基準

対ドル円

ドル価

日本価

18/12.

112

331

37,072

19/12.(新コロナ前)

109

404

44,036

20/6.

107

435

46,545

20/12.

103

873

89,919

21/5/7.

109

1,686

183,774

21/6.

110

800

88,000

21/12.

113

1,157

130,741

22/3/4.

118

1,441

170,038

22/6.

134

617

82,678

22/12.

134

373

49,982

23/6..

144

531

76,464

23/12.

141

542

76,422

24/1.

146

561

81,906

24/2.

149

565

84,185

24/3.

151

583

88,033

24/4.

157

529

83,053

24/5.

157

506

79,442

24/6.

160

450

72,000

24/7..

158

499

78,842

24/8.

146

492

71,832

24/9.

143

521

74,503

24/10.

153

545

83,385

24/11.

149

588

87,612

24/12.

157

550

86,350

25/1.

155

592

91,760

25/2.

150

634

95,100

25/3/12.

148

649

96,052

 

対ドル率

国際相場

円換算

3/12とコロナ前比

35.8%

60.6%

118.1%

・前年同月比

-2.0%

15.7%

17.3%

 

 

 

[ 2025年3月13日 ]

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