アイコン トランプ関税爆弾 実弾と口撃に日米とも株価下落 米自爆の可能性も 9月からの推移


トランプ関税爆弾は口撃が先行し、それも紆余曲折、その方向性がまだ見えてこない。カナダに対しては、2月4日から25%決定、カナダが報復するぞと宣言、トランプ政権は執行を1ヶ月延期、3月4日になると再び4月2日まで延期を発表、しかし、3月7日になるとカナダの乳製品と木
材には3月12日から関税をかけると発表するなど、右往左往している。株価もそれに連れ、敏感に反応、方向性すら失いかけている。

NYダウには45,000ドルの壁があり、トランプ砲でさえ跳ね返され、今では自爆状態。
中国の上海総合には3,500ポイントの壁、
日経平均は42,000円、現在は4万円の壁が立ちはだかっている。

トランプ関税爆弾の関税率が大きいだけに相手国や輸出企業へ与える影響は甚大、米国にあっては輸入製品・部品部材・資源などの輸入価格が高騰し、物価高を招き、インフレ必至、物価高で消費は低迷、内需不振に陥り、トランプ氏が目指す関税を原資とする減税ではその大半の恩恵は富裕層となり、国民の過半以上の中層や下層所得の米国民は物価高の影響を大きく受け、GDPの7割を稼ぐ消費が低迷、米経済は内需不振から低迷することになる。

 

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米国は新自由主義経済を掲げ、世界経済を力でグローバル化させてきたが、トランプ大統領になると180度反転して、これまでを100%否定する貿易保護主義に衣替えさせるという。
しかし、それはほとんど不可能に近く、実施すれば世界経済が大混乱を引き起こす。すでに混乱を来たしてきている。

ましてや、トランプ政権の閣僚には専門家が僅かしかおらず、トランプ氏お気に入りの投資家が財務長官、FOXニュースの司会者が国防長官・・・などなど、トランプ氏が目指す経済政策を執行できるような長官は誰もおらず、省庁の官僚の突き上げに政策自体が右往左往している。

米経済を金利や資金でコントロールするFRBも、トランプ関税、物価高、インフレ防止の金利高を想定している。
12月までは経済回復策として今年3回の金利下げを想定、しかし、1月になると今年は1回の下げに変更、さらに3月の現在では関税導入による物価高を金利高で抑制せざるを得ない状況を想定して回数を3回に再び増加させている。
物価高による内需不振により経済悪化、金利上昇の金利負担増により、自動車や高額家電など耐久消費財の販売不振、住宅購入不振により、経営悪化の悪循環に陥る。
関税と減税にはタイムラグがあり、減税効果は多くの時間を要し、消費に回るだけではなく、生活防衛から貯蓄に回るかもしれない。

減税の恩恵は多額の税を支払う富裕層に、より大きな恩恵を与え、消費を牽引する層に与える影響は限られマイナス影響の方が大きいことも事実だろう。すでにトランプ氏は2期目、支持率などお構いなしの唯我独尊状態に突入している。

NYダウの金魚の糞の日経平均、時としてNYダウから突き放されるが、23年4月からは米国の株の神様の東証ご降臨により28,058円から24年7月の42,224円まで一貫して上昇した。
日経平均は、NYダウ、対ドル円の為替、日米金利、半導体動向、バフェット効果、日本経済の指数などで動いている。

投資家がハゲタカなる所以は、物価高騰を招いている超円安、超円安が進めば日経平均は上昇で大喜び、一方で国民や輸出に関係ない中小企業は物価高で泣いている。

今では、日本國政府は国産でまかなう食コメさえも暴騰させている。
昨年8月13日に農水省が開設させたコメの堂島先物取引所、株価上昇で大注目される日本の証券債券市場にあり、世界中のハゲタカがコメ先物取引所に参戦してコメ価格を暴騰させ、農水省もハゲタカも坂本元大臣さえも面白がっているようだ。一方で日本国民はほとんどが泣いている。
まともなのは豚コレラワクチンの接種開始・コメ備蓄米の放出を決定し、政府と農水省の尻拭いばかりしている江藤拓農水大臣だけのようだ。
備蓄米放出も坂本元大臣がコメ高騰に無関心だったことから、時期を失しており、今になっての放出は、その効果が心配されている。少しだけ冷やすなど効果は限定的だろうとの見方が大勢。


スクロール→

 

米ダウ

日経平均

BTC

テスラ

為替

備考

 

ドル

ドル

ドル

対ドル円

24/9.

42,330

39,829

63,349

261

143

 

24/10.

41,763

39,081

70,292

249

152

 

24/11/6.

43,729

39,480

75,571

288

154

祝相場

24/11..

44,910

38,208

96,407

345

149

 

24/12/4.

45,014

39,276

98,589

357

150

 

24/12/17.

43,449

39,364

106,127

479

153

 

24/12/27.

42,922

40,281

94,303

431

157

 

24/12.

42,544

39,894

93,576

403

157

 

25/1.

44,544

39,572

102,426

404

155

 

25/2.

43,840

37,155

84,349

292

150

関税爆弾投下開始

25/3/7.

42,801

36,887

86,801

262

148

25/3/10.

41,911

37,028

78,499

222

147

25/3/11.

 

36,467

79,626

 

147

 

 

11前場

1240

 

1300

 

 

 

 

[ 2025年3月11日 ]

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