液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)が発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比26.3%減の239億2200万円、最終損益は34億5400万円の赤字となった。
赤字は続いているものの、前年同期の最終赤字202億5600万円からは大幅に縮小した。営業損失も前年同期の91億5400万円から12億1400万円まで改善している。
JDI、最終赤字34億円も債務超過を解消 大規模な希望退職で赤字幅縮小液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)が発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比26.3%減の239億2200万円、最終損益は34億5400万円の赤字となった。
赤字は続いているものの、前年同期の最終赤字202億5600万円からは大幅に縮小した。営業損失も前年同期の91億5400万円から12億1400万円まで改善している。
背景にあるのが大規模な事業構造改革である。JDIは国内で約1500人の希望退職を募集し、1483人が応募。茂原工場の生産も終了し、国内生産を石川工場へ集約した。人件費や工場経費の削減が収益改善につながった。
一方、売上高は前年同期から約85億円減少しており、事業規模そのものは縮小している。
財務面では、3月末に約74億円の債務超過だった純資産が、6月末には約36億円のプラスとなり、債務超過を解消した。ただし、本業の利益によって解消したわけではなく、筆頭株主のいちごトラストによる新株予約権の行使など、外部からの資金調達が大きく寄与した。
JDIは現在も「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況」が存在するとしている。
大規模リストラによって赤字幅は急速に縮小したものの、本格的な再建には営業黒字化と安定した資金繰りが欠かせない。JDIの再建は、なお途上にある。