下地ミキオ氏をめぐって、またまた興味深い話が飛び込んできた。
本日、私の知り合いの会社を下地氏本人が訪れ、その席で次のような趣旨の話をしたという。
「2028年の参議院選挙において、自由民主党から全国比例区で立候補することが決まった。もう一度バッジを付けて、沖縄のために頑張るからよろしくお願いします」
というのである。
もちろん、これは現時点では私の知人から寄せられた証言であり、自民党から正式発表されたものではない。
したがって本紙として、「2028年参院選の自民党全国比例候補に決定した」と事実認定するものではない。
しかし、本当に下地氏本人がそう話しているのであれば、これは極めて興味深い。
なぜなら、あの沖縄県知事選「突然の出馬撤回」の意味が、また違って見えてくるからである。
「知事選撤退」と自民党との表の政策協定と裏の『密約』
下地氏は沖縄県知事選への出馬を表明しながら、告示直前になって突然、立候補を取りやめた。
そして自民党本部との間で政策協定を結び、古謝玄太氏の支援に回った。
当時、下地氏は「沖縄を前に進めるため」と説明した。沖縄の人で下地氏を知っている人で、これを額面通り信用している人はほとんどいない。
裏の密約が必ずある。それが今回の下地氏の『2028年の参議院選挙において、自由民主党から全国比例区で立候補することが決まった。もう一度バッジを付けて、沖縄のために頑張るからよろしくお願いします。』である。
その後、自民党との間で、下地氏自身の国政復帰について何らかの話が進んでいるのか。
少なくとも自民党沖縄県連には何も知らされていない。
もし今回の「2028年参院選・全国比例」という話が事実なら、知事選撤退から国政復帰まで一本の線でつながってくる。
これは単なる噂話で済ませる問題ではない。
下地氏本人、そして自民党には、ぜひ明確にしてもらいたい。
「2028年参院選の全国比例で、自民党から立候補することが決まっているのか」
決まっているなら堂々と公表すればいい。
決まっていないなら、なぜ下地氏が周囲にそのような趣旨の話をしているのか。
実に単純な質問である。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次