アイコン ≪沖縄県知事選≫古謝玄太候補が玉城デニー氏をリードか、それでも下地幹郎氏の「土下座支援」は逆効果にならないのか。

Posted:[ 2026年9月 2日 ]

下地

沖縄県知事選は、いよいよ古謝玄太候補と現職・玉城デニー氏による大接戦の様相を呈してきた。
一部で伝えられている自民党の情勢調査では、古謝氏が玉城氏をわずかに上回ったとされている。
一方、琉球新報社とJX通信社が8月28日から30日まで実施した序盤情勢調査では、両氏は「横一線」。しかも、投票先を決めていない有権者が約5割に上るという。
つまり、一部調査で古謝氏がリードしているとしても、それはゴールではない。
まだスタートラインを半歩抜け出した程度である。
未定層が約半数もいる以上、情勢は一つの発言、一枚の写真、応援に駆けつけた人物の顔ぶれによっても大きく動く。
だからこそ、古謝玄太陣営が注意しなければならない人物がいる。下地ミキオある。
知事選への出馬を表明しながら、告示直前になって撤回した下地ミキオである。

 



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下地

下地氏への“県民アレルギー”を軽く見るな
下地氏は長年、保守、反自民、維新、そして再び自民との連携と、政局のたびに立ち位置を変えてきた。
本人はそれを「現実政治」と説明するのかもしれない。
しかし、沖縄県民の目にはどう映っているのか。
「県民のため」と言いながら、最後は自分の政治的な生き残りを優先したのではないか。
そんな不信感が広がっているとすれば、古謝陣営にとって決して小さな問題ではない。
ましてや、自ら知事選出馬を取り下げた下地氏が、今度は古謝氏支援に回り、前面に出て「土下座」までして支持を訴えるような姿は、本当に票につながるのだろうか。
土下座は、誠意の表現にもなる。
だが、選挙直前の土下座は、一歩間違えば政治的パフォーマンスにしか見えない。
県民が見ているのは、下げた頭の低さではない。
これまで積み重ねてきた政治行動の重さである。
支援なのか、それとも“抱きつき”なのか
古謝氏が玉城県政を追い越すために必要なのは、下地幹郎氏の看板ではない。
ましてや、政党や政治家同士の取引を連想させるような応援でもない。
必要なのは、古謝玄太氏自身の言葉である。
沖縄の経済をどう立て直すのか。
子育て、教育、医療、離島振興をどう進めるのか。
基地問題について、国に何を求め、県民に何を約束するのか。
そして、玉城県政の何を改め、沖縄をどこへ導くのか。
古謝氏本人が、自分の言葉で具体的に語り、県民の信頼を一票ずつ積み上げるしかない。
下地氏が前に出れば出るほど、選挙の主役が古謝氏から下地氏へすり替わってしまう危険がある。
それでは「古謝玄太を選ぶ選挙」ではなく、「下地幹郎を許すかどうかの選挙」になりかねない。
これは古謝陣営にとって、あまりにも大きなマイナスである。
古謝氏は誰のために戦うのか
現在の情勢が本当に古謝氏優勢へ動いているのであれば、なおさら下地キオ
抱きつきは必要ないし、嫌悪感でしかない。
勝利目前の候補に近づき、自分の政治的復活に利用しようとしている。
県民からそのように受け取られた瞬間、下地氏の支援は「追い風」ではなく「逆風」に変わる。
古謝氏が向き合うべき相手は、下地幹郎氏でも自民党本部でもない。
沖縄県民である。
必要なのは土下座ではない。
政策であり、覚悟であり、誠実な説明である。
古謝氏が勝利をつかむためには、下地氏の政治的な過去まで背負い込む必要はない。
むしろ今、古謝氏に求められているのは、下地氏との距離を明確にし、自分自身の政治を県民に示すことではないか。
古謝玄太氏が玉城デニー氏を追い越す最後の一歩。
その足を引っ張るのが、まさか下地ミキオの土下座支援にならなければいいのだが。

 

 

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

 

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