総務省が発表した8月の2人以上の世帯を対象とした家計調査の家計収支では、2人以上の世帯が消費に使った金額は、物価の変動を除いた実質で前年同月より3.1%減少した。減少は9ヶ月連続。
賃金は大会社を中心に伸びているが、中小の賃金上昇は限られている。一方で、大金融緩和の継続に加え、超円安の進行から物価上昇、家計は生活防衛から消費支出を減らしている。
2020年を100とした消費者物価指数では、
総合では114.3、インフレ率は2.0%上昇、前月比では0.2%上昇
食料は114.3、インフレ率は2.0%上昇、前月比では0.2%上昇
うち生鮮食品は132.0、インフレ率は6.3%上昇、前月比では3.0上昇
うち非生鮮食品は129.8、インフレ率は2.7%、前月比では▲0.1%減となっている。
実質賃金などは消費者物価指数の総合値で計算されているが、食料の高騰は天候不順に加え、円安により物価を押し上げている。
日本の食料品の自給率は37%、63%も海外に依存している(カロリーベース)。輸入食料品には肉類や魚介類、野菜・果実まで多くの生鮮食料品を輸入している。
長期金利は上昇し、高次元にあり、まだまだ物価が上昇、インフレ退治の金利高が想定され、長期金利の上昇を見ている。
日本は超円安ドル高だけではなく、日米の長期金利が上昇しており、7月末に日米がともに市場介入した為替市場(163円→157円)だった。
ヴッセント米財務長官は、インフレが懸念される中、「日本はリフレを見直すべきだ」と高市政権の経済政策に逆行する要請を行っている。無碍に無視することもできない。
家計支出 実質▲3.1%減 9ヶ月連続減少