アイコン 8月の外食産業 ファーストフード好調 小麦価格の上昇は外食にも影響へ


日本フードサービス協会が発表した8月の外食産業の売上高は、前年同月比4.9%増となった。8月は中・下旬を中心に台風の影響や局地的大雨から、雨天日が多くなったことで、月後半中心に客足にマイナスとなったものの、冷たいメニューなど季節商品や、お盆期間中の家族客などの帰省・観光需要、客単価上昇などに支えられ、外食全体の売上は前年同月比で4.9%増となった。

外食各社は各種キャンペーンなどで集客に努め、外食需要は底堅いものの、食料品消費税率の大幅引き下げが実現すれば、引き下げ対象外の外食の店内飲食は、大きな影響を受けるとの懸念は拭いきれない。

 

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<業態別概況>
ファーストフード業態(FF)
★ FFの全体売上高は前年同月比5.8%増となった。
☆「洋風」は、季節限定商品の好評や、天候不順の中でお盆休み向けのビックサイズの商品のデリバリー需要が好調、売上高は6.5%増となった。
☆「和風」は、TV-CMを展開した新メニューや冷たい季節メニューが好評、お盆期間のテイクアウト販促なども奏功し、売上高は7.3%増となった。
☆「麺類」は、低価格業態の好調が継続するも、客数は各社まちまちで、客単価上昇により、売上高は4.9%増となった。
☆「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「回転寿司」がお盆の特別セット等で売り上げ堅調のところがある一方、弁当業態の客足は鈍く、客単価に支えられて売上は0.6%増となった。
☆「その他」は、「アイスクリーム」、「カレー」ともに、ゲームやアニメの人気キャラクターとのコラボキャンペーンが好評で、売上は7.8%増となった。

ファミリーレストラン業態(FR)
★FRの全体売上高は3.7%増となった。
☆「洋風」は、引き続き低価格業態が集客力を発揮したほか、人気アニメとのコラボやクーポン配布の効果もあり、売上高は5.5%増となった。
☆「和風」は、過去の値上げに伴う客数の伸び悩みや天候不順の影響も見られたが、お
盆期間の家族需要は底堅く、店舗増、客単価上昇もあり、売上高は2.0%となった。
☆「中華」は、客単価上昇と店舗増で売上高は2.7%増となった。
☆「焼き肉」は、お盆期間は前年並みの集客であったが、後半は客足やや弱く、売
上高1.2%増となった。

政府の業者に対する小麦の払い下げ価格が、10月1日から12%上昇する。これは
ほかの業態は下記表の通り。


スクロール→

2026年8月の外食産業/前年同月比/日本フードサービス協会版

 

店舗数

店舗数

売上高

客数

客単価

全  体

36,982

1.2%

4.9%

2.6%

2.3%

 

テキスト ボックス: ファーストフード  

 

 

 

 

 

ファーストフード

洋 風

6,361

2.1%

6.5%

3.8%

2.5%

和 風

5,433

2.4%

7.3%

6.4%

0.8%

麺 類

3,796

4.2%

4.9%

0.9%

4.0%

持帰り米飯/回転寿司

3,752

-0.5%

0.6%

-0.1%

0.7%

その他

2,438

1.2%

7.8%

3.9%

3.8%

合 計

21,780

2.0%

5.8%

3.7%

2.0%

 

テキスト ボックス: ファミリー テキスト ボックス: レストラン テキスト ボックス: パブ/  

 

 

 

 

 

ファミレス

洋 風

4,279

-2.0%

5.5%

1.3%

4.1%

和 風

2,498

2.0%

2.0%

0.0%

2.0%

中 華

1,247

1.7%

2.7%

0.4%

2.3%

焼き肉

1,395

-0.5%

1.2%

-0.8%

2.1%

合 計

9,419

-0.3%

3.7%

0.8%

2.9%

 

 

 

 

 

 

 

パブ/

居酒屋

パブ・ビアホール

283

0.0%

-1.2%

-3.7%

2.6%

居酒屋

1,865

0.7%

1.2%

0.5%

0.7%

合 計

2,148

0.6%

0.6%

-0.7%

1.3%

 

 

 

 

 

 

 

ディナーレストラン

940

1.8%

5.5%

2.9%

2.6%

喫茶

2,481

1.0%

4.7%

-0.9%

5.6%

その他

214

-2.7%

4.2%

-2.6%

6.9%

 

店舗数

店舗数

売上高

客数

客単価

 

・  政府による小麦価格の上昇は今後、菓子業界、食料品業界、外食産業に大きな影響を与えることになる。

・食料品の8月の物価指数は2020年を100として、


スクロール→

小麦価格の国際相場

単純

 

 

小麦価格

対ドル円

輸入価格

 

 

USd/Bu

円

円/Bu

 

2025年1月

538.00

154.66

83,207

 

2025年2月

537.00

150.44

80,786

 

2025年3月

528.25

149.14

78,783

 

2025年4月

526.50

142.81

75,189

 

2025年5月

534.00

144.04

76,917

 

2025年6月

562.25

144.13

81,037

 

2025年7月

516.75

149.39

77,197

 

2025年8月

518.00

147.01

76,151

 

2025年9月

515.25

148.07

76,293

 

2025年10月

534.00

154.31

82,402

 

2025年11月

531.00

156.32

83,006

 

2025年12月

507.00

155.98

79,082

 

 

 

 

 

 

2026年1月

538.00

153.80

82,744

 

2026年2月

291.25

156.09

45,461

 

2026年3月

616.25

159.63

98,372

 

2026年4月

623.75

160.14

99,887

 

2026年5月

610.50

159.27

97,234

 

2026年6月

580.75

162.26

94,232

 

2026年7月

639.25

160.21

102,414

 

2026年8月

756.50

159.57

120,715

 

9/24日

689.64

158.83

109,536

 

26/8:25/8比

46.0%

8.5%

58.5%

 

 

 

 

 

 

・ウクライナ戦争での黒海の小麦船舶攻撃により、小麦価格が上昇しているもの。

 
 

・円安は政府の政策であり、円安による小麦価格の上昇分は政府が負担すべきでは・・・。

 
 

・政府は小麦の払い下げ価格を10月1日から12%も引き上げることを決定している。

 
 

・小麦の収穫期:北半球は6~9月、南半球は11月~1月、ただしインドは3~4月。

 

・先物相場価格はTRADING ECONOMIC版/対ドル円は日銀版

 

 

↓値上げラッシュ、生活実感

物価高、値上げ商品群は長期にわたり何回も値上げを続け、メジロ押しどころか、ダンゴ虫状態。こんな事態でも便乗値上げを容認する日本國政府。

小麦価格の政府払下価格の上昇は、今後、パン類や麺類、惣菜、菓子類など小麦を材料とする食品群の値上がり必至。・・・外食産業にも大きな影響を及ぼす。

 

救いは政治無策のコメ価格の暴落のようだ。ただ、農家は肥料や燃料など生産コストが上昇しており、大打撃を受けることから、政府により農家の個別救済が必要ではないだろうか。

食料自給率と食管制度の大黒柱のコメ、2016年の小泉党農政による農協潰し、自由化一辺倒(米先物取引所の開設など)、その後の農政は2024年8月からの米暴騰を引き起こした。その責任はすべて政治にあり、政府が農家の所得に応じて一定額を給付、救済すべきではなかろうか。

 


スクロール→

2020年基準

総合

食料品

うち生鮮

うち非生鮮

物価指数

2025年8月

112.1

126.1

124.2

126.4

2026年8月

114.3

130.1

132.0

129.8

インフレ率

26/8月

2.0%

3.2%

6.3%

2.7%

 ★インフレ率、総合と食料の大きな物価上昇率の違い

2025年基準

総合

食料品

生鮮

非生鮮

物価指数

2025年8月

100.3

100.6

99.6

100.8

2026年8月

102.2

103.8

105.6

103.5

インフレ率

26/8月

1.9%

3.2%

6.0%

2.7%

 

 

[ 2026年9月26日 ]

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