米FRB金利0.25%上昇の4.0%に設定 次は日銀の番
米国の現在のインフレはトランプがおっ始めたイラン戦争が予想に反し長期化、中東産油国の生命線であるペルシャ湾の出入口のホルムズ海峡をイランと米国が封鎖合戦、6月の終戦交渉入りも2週間もせず破綻、7月入り戦闘再開、今度は紅海側で、親イランのイエメンフーシ派がサウジ船を攻撃して報復合戦中。紅海南端のマンデブ海峡一帯をフーシ派が制圧・封鎖、サウジの現在の生命線となっているヤンブーパイプラインまでドローンで炎上破壊、これを受け、サウジは紅海側の原油積出港ヤンブーからの原油積み出しを停止し、100ドル台の高値に押し上げている。
こうした中、サウジは9月に入り2度にわたり、トランプに対してフーシ派攻撃の協力(攻撃参加)要請したもののトランプから断られ、中東連合軍もイラン戦争さなか協力できる状況になく、厳しい状況に陥っている。イラン戦争下、産油国のUAEはサウジがリードするOPECからも脱退し、中東の盟主サウジの王様や皇太子の威厳はすでに失墜している。
7月29日にはトランプに利用され、米+サウジ連合軍がイラクの親イラン民兵組織を奇襲攻撃、イラク民兵側は幹部含む数10人が死亡し多大な被害を受けたが、当民兵組織はイランによるサウジや湾岸諸国への攻撃にはほとんど参加していなかった。
日本も韓国も中東産はUAEのオマーン湾側のフィジャラ港からの輸入、サウジも4月からパイプラインの利用を最大化させ、700万バル/日量(2025年はサウジ全体で1150万バル)を送油、紅海側のヤンブーから輸出を本格化させていた(原油輸出用は500万バレル/200万バレルは同地の石油精製所向けでナフサなどを輸出)。フーシ派はヤンブー沖のサウジタンカーも標的にし、今回はパイプラインも攻撃し、出荷停止に追い込んだ。
フーシ派(西北イエメンが陣地)は、南イエメン政府(アデン)と内戦状態にあり、南イエメン政府にサウジが巨額を支援しているが、イエメン政府も現在はサウジに拠点を移している。政府軍は正規軍のほか7団体で構成され、それぞれバラバラにフーシ派と交戦・内戦状態にある。
トランプはこうした原油高騰原因を作り、それも長期化させ、金利抑制派としてトランプ自らが任命したウォーシュFRB議長率いるFOMC(金利決定会合)は、9月17日0.25%の金利引き上げを行った。原油以外の物価は落ち着いており、今後、原油価格の再上昇は燃料費の高止まり、石油化学品へ拡大から、FOMCの理事17人(議長除く)のうち、12人が今年内にもう1回、4人が2回の利上げを予想するほど、物価をイラン戦争が押し上げている。
トランプにとって、11月3日の中間選挙の大敵になるガソリン価格は、再び急上昇しており、先物価格を見る限り、2月末の2.07ドルから4月3.78ドル、6月2.88ドル、9月16日3.21ドル、9月17日3.50ドルまで上昇している。
課税戦争が連邦最高裁が否認され、中国からの2回もレアアースで反撃されギブアップ、関税貿易戦争に面白くなくなったトランプは、実弾の戦争ごっこをおっ始めた。
イランに対して戦争犯罪となる小学校から大学までの教育施設や橋・体育館などのインフラ設備まで闇雲にミサイルを撃ち込み、ミサイルは迎撃用も攻撃用も、巨大爆弾(GBU -MOAB)も不足する事態に陥っている。
トランプは、米国が加盟もしていない機関から、戦争犯罪者に指定される可能性があり、ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長を制裁し、事前に戦争犯罪者認定の芽を刈り取っている。認定されれば、事前調整しなければ、加盟国への渡航では逮捕される可能性がある。
トランプはイラン戦争や物価高により中間選挙で勝ち目はないとみて、共和党が上下院で勝利すれば成人に対して5000ドルを給付するとこれまたインフレ助長策を打ち出している。
総費用1.3兆ドルの財政問題は共和党=トランプ党が勝利すれば作れるものの、2021年のバイデンの大統領就任祝いの1.9兆ドルの政府投資(インフラ投資等)により、米国では大きなインフレを引き起こした。しかし、2022年3月の露制裁による資源高・穀物高によるインフレも重なったため、バイデンインフレ(21/3月2.6%、21/4月4.1%、21/10月6.2%、22/2月7.9%)は問題視されなかった。
露制裁もあり22年3月の米インフレ率は8.5%、ピークは22年6月の9.1%だった。
スクロール→
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米国のインフレ率とPCE |
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インフレ率 |
コア |
食料 |
エネルギー |
PCE |
原油価格 |
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25/12. |
2.7 |
2.6 |
3.1 |
2.3 |
2.9 |
57.42 |
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26/1. |
2.4 |
2.5 |
2.9 |
-0.1 |
2.9 |
65.21 |
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26/2. |
2.4 |
2.5 |
3.1 |
0.5 |
2.9 |
67.02 |
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26/3. |
3.3 |
2.6 |
2.7 |
12.5 |
3.5 |
101.38 |
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26/4. |
3.8 |
2.8 |
3.2 |
17.9 |
3.8 |
105.07 |
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|
26/5. |
4.2 |
2.9 |
3.1 |
23.5 |
4.1 |
87.36 |
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26/6. |
3.5 |
2.6 |
3.0 |
15.7 |
3.7 |
69.50 |
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26/7. |
3.4 |
2.5 |
3.0 |
14.7 |
3.7 |
84.67 |
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26/8. |
3.4 |
2.4 |
2.7 |
16.3 |
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85.76 |
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9/16. |
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101.22 |
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FRBが重視するPCEとは、米国の消費金額の大きさを示す経済指標で個人消費支出をいい、消費者による財やサービスの購入以外に消費者に支払われる各種費用(保険会社による医療費支払いなど)も含む。/WTI原油先物価格は指定日以外は月末価格 |
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