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アイコン 飯塚の(株)千鳥屋本家、民事再生手続き廃止 破産へ 炭鉱の火消える

(株)千鳥屋本家、民事再生手続き廃止の続報。

以下要約して表にまとめた。



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倒産要約版 JC-NET版

 

1

破綻会社名

(株)千鳥屋本家

 

 追

 2005年9月糟屋郡粕屋町で(有)千鳥屋本家として設立、その後、飯塚市に本店を移転し、2025年2月に株式会社に組織変更した会社

 
 
 

2

本社地

福岡市中央区天神2-9

 

3

本店登記地

福岡県飯塚市本町4-21

 

4

代表

原田眞理子

 

5

創業

1630年=寛永元年/業歴:395年

 

千鳥屋グループの共通創業年

 

6

設立

2005年9月.

 

7

資本金

50万円.

 

8

業種

千鳥饅頭などの菓子販売

 

9

詳細

ヨーデルン(旧チロリアン)、丸ボーロ、カステラ、

 

白露しずく、花千鳥、千鳥サブレ、チョコクランチアルペン

 

地域や福岡県などにピーク66店舗、現在45店舗

 

9

売上高

2014年3月期、約8億円

 

2025年3月期、約5.2億円

 

10

グループ売上高

2020年期:約11億円

 

11

関連会社 1/3

(株)千鳥屋本家 (飯塚市で設立された会社)

 

 本社:飯塚市本町4-21 …製造担当

 

統計データを調べる

 

 資本金:300万円/業種:菓子製造部門

 

12

関連会社 2/3

(株)チロリアン       ・・・洋菓子製造

 

 本社:飯塚市本町4-21/設立1985年8月

 

 資本金:2000万円/業種:菓子原料卸

 

13

関連会社 3/3

(有)一実   (新天町・平尾に店舗)

 

 本社:福岡市中央区鳥飼2-3-6

 

 資本金:300万円/業種:菓子製造販売

 

14

破綻 1

2026年2月27日.(4社共通)

 

 民事再生法の適用申請

 

15

 申請代理人

日野孝俊弁護士(日野・田村法律事務所)ほか

 

 電話:092-726-3333

 

16

破綻 2

2025年2月27日.(4社共通)

 

 民事再生法の適用申請

 

17

破綻 3

2026年3月27日.

 

民事再生法による再生手続き開始決定

 

18

破綻 4

2026年10月13日.

 

再生手続きの廃止決定/裁判所決定

 

財産の保全管理命令

 

今後、破産に至る。

 

19

裁判所

福岡地方裁判所

 

 福岡地裁破産係:092-781-3141(代)

 

20

負債額

(株)千鳥屋本家が約7.3億円(販売部門会社)

 

(株)千鳥屋本家が約10.5億円(製造部門会社)

 

(株)チロリアンが約4.2億円 (洋菓子製造会社)

 

(有)一実が約0.6億円 (製造販売会社)

 

4社合計で約22億7千万円

 

21

業歴と経過

同社の創業は戦国大名の龍造寺氏(肥前守)の家臣だった原田氏が、龍造寺家最後の殿様の政家が隠居したのに伴い、生計を立てるため酒饅頭を作って販売したのが始まり。1630年(寛永7年)からは「松月堂」として、長崎県平戸(オランダ商館)から江戸に至る砂糖街道の佐賀県で南蛮渡来の丸ボーロ、カステラも作っていた。1927年(昭和2年)に産炭地の飯塚市に「千鳥屋」を出店して進出(その後本店に)、炭鉱労働者に土産菓子として受け入れられ大ヒット、1945年に福岡進出、新天町に福岡店を開設し、千鳥屋の黄金時代を築いたのが原田ツユ氏であった。

 

 

 

千鳥屋を福岡市に進出させ大成功を納め、現在でも語り継がれる伝説的な原田ツユ氏であったが、1995年に亡くなり、遺産相続 (事業/不動産/骨とう品)問題が発生、兄弟間で争いになり、旧千鳥屋は、兄弟それぞれが運営していた福岡・飯塚・東京・大阪の店舗が独立し4社に分裂、それぞれ行き来もなくなってしまった。現在はツユ氏の孫の時代だが、孫たちも昔は一緒に遊んでいたものの、親たちの分断により、その後は協力し合うこともなかった。千鳥饅頭の各会社は相互協力体制がないため、宣伝広告も費用面から限られ、千鳥饅頭は、昔は全国的にも知られ福岡では1・2位を争う銘菓だったものの、広告不足で若い世代に知名度もなく、今や10位にも入っていない。今回破綻した千鳥屋本家グループの4社は、ツユ氏の5男が承継した会社で、千鳥饅頭の飯塚本店や(株)チロリアンの事業も承継し、千鳥饅頭系で多くの店舗を展開していた。しかし、知名度がまだあるチロリアンそのものは親族の別の千鳥屋(千鳥饅頭総本舗の先代社長/ドイツの菓子店で修業)が開発していたことから、チロリアンの名称が意匠権問題で使えなくなり、ヨーデルンに商品名を変更、同社の売上高に大きく影響した。

 

 

 

千鳥屋本家は飯塚市に本店を構えているが、通りは寂れ、昔の面影はなく、同社は県内北部の商業施設などへの店舗展開により売上高を伸ばしていた。しかし、今般の新コロナ事態では、商業施設への客は旅行客も含め大幅減、同社のお菓子は土産菓子でもあり大打撃を受け業績悪化、同社は66店舗を42店舗まで減少させ対応していた。しかし、新コロナ事態後も物価高騰もあり、売上高は回復せず、一方で原材料が高騰して採算性悪化、同社は経営に行き詰まり、今年2月に民事再生を申請していた。申請に当たり、先代が兄弟の千鳥屋宗家(関西)が支援することで決定していた。再生手続き期間中にも原材料価格が高騰、一方、食料品などの物価上昇により、同社は売上不振が続き、再生手続きを断念せざるを得なくなり、今回の事態に至った。

 

 

 

追1、同社の店舗は飯塚から粕屋・宗像・福岡市などへ展開し、福岡市冷泉町を本店とする千鳥饅頭総本舗と競合関係にあった。そのため、チロリアンの名称使用問題も生じたものとみられる。

 

 

 

追2、兄弟喧嘩はロッテにも見られるように骨肉の争いとなるが、結果、客からの信用を損い、再構築に膨大な費用と時間を浪費することになる。千鳥饅頭はツユ氏の孫の時代、兄弟会社は仲が悪くとも、広告など相互に協力できるところは協力する体制づくりが必要ではなかったろうか。

 

千鳥饅頭

 

備考

名称

主な拠点・特徴

 

千鳥饅頭総本舗

福岡市、ブランド名は主に「千鳥屋」。千鳥饅頭、チロリアンなど

 

千鳥屋本家

福岡県飯塚市を中心に北部九州の商業施設に展開

 

千鳥屋宗家

兵庫・大阪を中心に展開

 

千鳥屋総本家

東京を中心に展開/民事再生を申請して身売りして法人消滅、経営は投資会社。

 

・追、飯塚市は麻生炭鉱の本拠地、麻生太郎元首相の選挙地盤であり、実家の屋敷も飯塚市にある。

 
 

 

9月の物価指数とインフレ率(前年同月比)

 

2020年を100とした物価指数/総務省版

 

2026年

指数

インフレ率

 

総合

114.5

2.2%

 

食料品

130.2

2.6%

 

  うち菓子類

144.0

4.0%

 

  うち羊羹

133.9

8.2%

 

  うち饅頭

156.0

8.9%

 

  うち大福餅

150.4

7.2%

 

  うちカステラ

138.2

5.7%

 

  うちケーキ

134.7

5.4%

 

  うちシュークリーム

143.6

8.6%

 

  うちロールケーキ

138.7

7.0%

 

  うちチョコ

191.0

-3.4%

 

 生鮮食品

130.4

1.7%

 

 非生鮮食品

130.2

2.7%

 

★物価上昇率は10大項目により決定するが、教育費やガソリン代など関係ない国民も多く、国民全員に関係する食料品や電気代などは、総合指数とは全く別次元で上昇している。そのうち、政府の超円安政策により上昇し続けている食料品も多い。

 
 
 
 
 

 

 

 

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