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アイコン 【宮崎】契約栽培・農業資材の九州アグリが破産 カゴメ・キュウサイなどを販売先に掲載


宮崎県宮崎市の農業関連会社、(株)九州アグリ(法人番号:2350001014581)が、2026年10月20日に宮崎地裁から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第423号。破産管財人には橘潤弁護士が選任された。負債総額は確認できていない。

同社は2017年設立の農業関連企業。契約農家による野菜の生産・集荷、農産物の小分け包装、青果物の卸売、農業資材や肥料の販売などを展開していた。自社農場ではトマトやイチゴなどの栽培にも取り組んでいた。

公式サイトには、過去の主な販売先としてカゴメ、キュウサイ、宮崎生協、三菱商事アグリサービス、ニチレイアグリなどの名称が掲載されている。また、腐植酸肥料「黒い瞳」の九州総代理店として農業生産者向けの販売・栽培支援にも取り組んでいた。

 

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契約栽培から包装・卸売まで、農産物流通を幅広く展開

九州アグリは、公式会社概要によると2017年6月に設立された。

宮崎県内を中心とする農業関連事業を手がけ、契約農家による野菜の栽培、農産物の集荷、小分け包装加工、卸売などを展開。農家への栽培指導や農作業の受託などにも対応していた。

単なる農産物の生産販売にとどまらず、生産者と販売先の間に入り、野菜の調達から包装、出荷までを担う事業形態を特徴としていた。

自社農場ではトマトやイチゴを栽培する一方、県内外の契約農家や仲卸業者、農業生産法人などから青果物を調達していた。

また、野菜の小分け包装を受託し、販売先の要望に応じた出荷にも取り組んでいた。

農業生産者に対しては、土づくりや栽培管理に関する指導も行うなど、生産から販売まで複数の事業を組み合わせていた。

カゴメ・キュウサイ・生協などを過去の主要販売先として掲載

同社の公式サイトには、過去の主な販売先として、健康食品関連のキュウサイ、生活協同組合の宮崎生協、食品メーカーのカゴメ農事業本部加工調達部生鮮調達グループなどが紹介されている。

このほか、三菱商事アグリサービス、ニチレイアグリ、スーパーマーケットなども販売先として掲載されていた。

仕入先については、宮崎県内外の契約農家、仲卸業者、農業生産法人などが挙げられており、農産物の生産・集荷と法人向け販売を組み合わせていたことがうかがえる。

一方、公式サイトに掲載された取引先情報は公表時点のものであり、破産開始決定時まで各社との取引が継続していたかは確認できていない。

また、今回の法的整理による契約農家や販売先への影響、農産物の供給停止の有無なども明らかになっていない。

腐植酸肥料「黒い瞳」の九州総代理店として農業資材も販売

九州アグリは農産物の生産・流通に加え、農業用肥料や資材の販売も展開していた。

公式サイトでは、腐植酸肥料「黒い瞳」の九州総代理店として販売を行っていると紹介している。

「黒い瞳」は、鶏ふんや焼酎廃液などを原料に、微生物の働きを活用して製造する腐植酸含有肥料。土壌環境の改善や作物の生育を支援する農業資材として展開されている。

同社は、キャベツ、トマト、甘藷、ケールなどへの使用事例や栽培試験に関する情報を紹介し、肥料の販売と栽培指導を組み合わせた事業を進めていた。

なお、「黒い瞳」の製造や特許取得には、テクノマックス南日本など別の事業者が関係している。九州アグリについて確認できるのは販売代理店としての事業であり、同社が製品を自社開発・製造したものではない。

また、農業用の次亜塩素酸水やハウス用超音波加湿器なども取り扱い、農業生産者向けの資材販売を幅広く手がけていた。

2023年には「九州王様やさい」の販売も公表

九州アグリは公式サイトで、腐植酸肥料を活用した野菜づくりにも取り組んでいたことを紹介している。

同社の説明によると、2023年には「九州王様やさい」の名称で、特別栽培農産物の販売を開始した。

化学肥料や農薬の使用を抑えた野菜づくりを目指し、契約農家と連携して生産から販売までの体制を構築する取り組みとして紹介されていた。

同社は農業生産者の栽培コスト低減や土壌環境の改善を掲げ、野菜の生産・流通と農業資材の販売を関連させた事業を進めていた。

ただし、「九州王様やさい」の直近の販売状況、販売量、売上高、現在の運営主体については確認できていない。

10月20日に破産開始決定、負債総額は不明

契約栽培や農産物の卸売、農業資材販売などを手がけてきた九州アグリだが、2026年10月20日に宮崎地裁から破産手続きの開始決定を受けた。

同社は2017年の設立から、農業生産者と販売先をつなぐ事業や、農業資材を活用した栽培支援などに取り組んでいた。

一方、直近の売上高や利益、資金繰りの状況、負債総額などについては確認できていない。事業停止日や破産に至った具体的な原因も明らかになっていない。

公式サイトは現在も閲覧できるが、掲載されている過去の事業情報をもって破産後の営業継続を確認することはできない。

また、同社が取り扱っていた農産物や農業資材の事業について、別法人への譲渡や運営承継が行われたかも確認できていない。

今回の破産に伴う契約農家や農産物の販売先への具体的な影響についても不明である。

会社概要

法人名 株式会社九州アグリ
所在地 宮崎県宮崎市
法人番号 2350001014581
設立 2017年6月(公式会社概要)
主な事業 野菜の契約栽培、農産物包装加工、青果卸売、農業資材・肥料の販売、栽培指導
過去の自社栽培品目 トマト、イチゴ
過去の主要販売先 キュウサイ、宮崎生協、カゴメ農事業本部、三菱商事アグリサービス、ニチレイアグリなど(公式サイト掲載情報)
過去の取扱商品 腐植酸肥料「黒い瞳」、農業用資材など
法的手続き 破産手続開始決定(2026年10月20日)
裁判所 宮崎地裁
事件番号 令和8年(フ)第423号
負債総額 確認できず

 

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