閉店・閉鎖情報

アイコン 【東京】池袋トイザらスが26年で閉店 日本トイザらス民事再生、事業譲渡の実行日と重なる

東京都豊島区の大型商業施設「サンシャインシティ」に入居していた「トイザらス・ベビーザらス 池袋サンシャインシティ店」が、2026年10月30日をもって閉店した。2000年の開業から約26年間にわたり営業してきた店舗で、10月29日にサンシャインシティの公式サイトで閉店が告知された。

運営してきた日本トイザらス株式会社(神奈川県川崎市)は10月1日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同月6日に再生手続開始決定を受けていた。同社はドン・キホーテなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)グループへの事業譲渡による再建を進め、10月30日を譲渡実行日としていた。

池袋店の閉店日は、この事業譲渡の実行日と重なった。ただし、個別店舗の閉店が事業譲渡によって決定されたのか、店舗契約など別の事情によるものなのかは公表されていない。

 



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2000年開業、2011年には約721坪の併設店舗へ改装

池袋サンシャインシティ店は、2000年に玩具専門店「トイザらス」として開業した。サンシャインシティの専門店街「アルパ」地下1階に出店し、玩具やゲーム、子ども用品などを取り扱ってきた。

2011年4月28日には、玩具専門店「トイザらス」とベビー用品専門店「ベビーザらス」を併設する店舗としてリニューアルオープン。当時の店舗面積は約721坪で、玩具からベビーカー、チャイルドシート、粉ミルクなどの育児用品まで幅広く扱う大型店となった。

同年の改装は、既存の玩具専門店に乳幼児向けの商品を拡充する取り組みだった。日本トイザらスは当時、玩具専門店とベビー用品専門店を併設する店舗の拡大を進めていた。

サンシャインシティは観光客や買い物客が集まる池袋の大型商業施設であり、同店は玩具と育児用品の双方を扱う店舗として営業を続けてきた。

なお、約721坪は2011年の改装時に公表された店舗面積であり、2026年の閉店直前の売場面積を示すものではない。

閉店前日に告知、問い合わせは錦糸町店へ

池袋店の閉店については、10月29日に店舗から会員向けメールなどで案内されたほか、サンシャインシティの公式サイトにも営業終了のお知らせが掲載された。

閉店案内では、急な告知となったことに触れながら、長年の利用客への感謝を伝えている。閉店後の予約商品や預かり品、アフターサービスなどの問い合わせ先には「トイザらス・ベビーザらス 錦糸町店」が指定された。

26年間営業してきた店舗が、閉店前日の告知を経て営業を終了したことになる。

ただし、閉店理由の具体的な説明は確認できておらず、入居施設との契約条件、売上高、採算状況、従業員の処遇、跡地の利用予定なども明らかになっていない。

日本トイザらスは10月に民事再生開始 負債約132億円

池袋店を運営してきた日本トイザらス株式会社は、10月1日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同月6日に再生手続開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は債権者1,159人に対して約132億2,600万円。

同社は1991年に国内第1号店を開業し、玩具専門店「トイザらス」とベビー用品専門店「ベビーザらス」の店舗網を全国へ拡大した。

2007年1月期には年間売上高約1,943億6,500万円を計上したが、インターネット通販の普及や他業態との競争などを背景に売上高が減少。2025年12月期の売上高は約752億1,100万円まで縮小し、最終損益は8期連続の赤字となっていた。

日本トイザらスは民事再生申請に際し、少子化を踏まえた事業転換の遅れや、EC企業などとの価格競争が業績悪化につながったと説明している。

これらは日本トイザらス全体の経営状況であり、池袋サンシャインシティ店単独の売上高や営業損益ではない。会社全体の経営悪化を、そのまま池袋店固有の閉店理由として扱うことはできない。

PPIHグループへ事業譲渡 譲渡価格は28億8,000万円

日本トイザらスは民事再生申請と同じ10月1日、ドン・キホーテなどを展開するPPIHグループとの間で事業譲渡契約を締結した。

譲受主体はPPIHの完全子会社である株式会社オペレーションシェアードサービス。日本トイザらスが店舗やオンラインで展開する玩具・子ども用品販売事業などを引き継ぐ契約となっている。

東京商工リサーチが入手した関連資料によると、事業譲渡価格は28億8,000万円。民事再生手続きの再生計画外で事業を譲渡する方式で、裁判所の許可などを前提として進められた。

事業譲渡の実行予定日は10月30日で、PPIHは同日付で事業譲渡の実行に関するIR情報を公表した。

同グループは当初、日本トイザらスの店舗と従業員について可能な限り承継する方針を示していた。しかし、池袋サンシャインシティ店は同じ10月30日をもって営業を終了した。

このため、会社全体の事業承継と個々の店舗の営業継続は区別して考える必要がある。池袋店が承継対象から外れた具体的な経緯や、閉店と事業譲渡の直接的な因果関係については確認できていない。

2000年開業から閉店までの主な動き

年月日 主な動き
2000年 池袋サンシャインシティにトイザらスが開業
2011年4月28日 トイザらス・ベビーザらス併設店にリニューアル
2026年10月1日 日本トイザらスが民事再生を申請。PPIHグループとの事業譲渡契約を締結
2026年10月6日 日本トイザらスが再生手続開始決定を受ける
2026年10月29日 池袋サンシャインシティ店の閉店が告知される
2026年10月30日 池袋店が閉店。PPIHが事業譲渡実行に関するIR情報を公表

運営会社・店舗概要

項目 内容
店舗名 トイザらス・ベビーザらス 池袋サンシャインシティ店
所在地 東京都豊島区
入居施設 サンシャインシティ アルパ地下1階
運営法人(民事再生申請時) 日本トイザらス株式会社
法人番号 6020001071355
本社所在地 神奈川県川崎市
店舗開業 2000年
併設店への改装 2011年4月28日
閉店日 2026年10月30日
閉店理由 具体的な理由は確認できず
閉店後の問い合わせ先 トイザらス・ベビーザらス 錦糸町店

日本トイザらスの民事再生申請後も、国内のトイザらス・ベビーザらス事業はスポンサーによる承継を前提として進められている。池袋店の閉店は、日本国内の全店舗が営業を終了することを意味するものではない。

一方、PPIHグループへの事業譲渡と同じ日に営業を終了した池袋店については、契約上の位置付けや閉店後の跡地利用など、確認できていない事項が残っている。

※2026年11月2日時点の確認情報。負債額、売上高、最終損益は日本トイザらス株式会社全体の数値であり、池袋サンシャインシティ店単独の業績ではない。店舗閉店と事業譲渡の直接的な因果関係は確認されていない。

 

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