【大阪・豊中】「京都錦わらい」豊中緑丘店が閉店 9月27日、施設内でも専門店の営業終了相次ぐ
大阪府豊中市の商業施設「イオンタウン豊中緑丘」に入居していたお好み焼き・鉄板焼き店「京都錦わらい イオンタウン豊中緑丘店」が、2026年9月27日をもって閉店した。
運営する株式会社治元(京都市中京区)が9月1日に閉店を発表しており、商業施設の公式サイトでも営業終了が確認できる。同施設では8月末から9月末にかけて複数の専門店が営業を終了しており、店舗の移転も含めてテナント構成に変化が生じている。
開業から約20年、商業施設内のお好み焼き店が営業終了
閉店した店舗は、イオンタウン豊中緑丘の専門店B棟1階で営業していた。京都発祥のお好み焼きブランド「錦わらい」の店舗として、名物の「わらい焼」やねぎ焼き、焼きそば、鉄板焼きなどを提供していた。
飲食店情報サイト「食べログ」の店舗情報には、2006年10月27日開業と記載されている。この開業日によれば、営業期間は約19年11カ月に及ぶ。ただし、開業日について運営会社の一次資料では確認できていない。
治元は9月1日付の公式発表で、9月27日をもって同店を閉店すると告知。長年の利用客への謝意を示した。閉店理由や跡地の利用予定については公表していない。
イオンタウン豊中緑丘では複数の専門店が営業終了
イオンタウン豊中緑丘では、2026年8月31日から9月30日にかけて、食品販売店の「KUMU ORGANIC MARKET」、ドラッグストアの「オーエスドラッグ」、携帯電話販売店の「ソフトバンク」、衣料品補修の「マジックミシン」、カルチャースクールの「JEUGIAカルチャーセンター」など、複数の専門店が施設内での営業を終了した。
一方、営業終了した店舗のすべてが事業を廃止したわけではない。「KUMU ORGANIC MARKET」は箕面市への移転、「RICHOUR」は別の美容室への移転を案内している。
また、施設内の「ドコモショップ」は9月20日から一時休業し、11月5日に同施設の2階へ移転・リニューアルオープンする予定であることをNTTドコモが公表している。したがって、施設内の営業終了店舗をすべて恒久閉店として数えることは適切ではない。
地元情報サイト「TNN豊中報道。2」は8月25日、施設への問い合わせに対し、当時は施設全体のリニューアル予定がないとの回答を得たと報じている。複数店舗の営業終了が、そのまま施設全体の閉鎖や全面改装を意味するものではない。
運営の治元は国内飲食店54店舗を展開
「錦わらい」を展開する株式会社治元は、1965年に木元酒店として創業し、1983年に法人を設立した企業。2003年に「錦わらい」の1号店を開業し、その後、お好み焼き・鉄板焼きのほか、居酒屋、牛たん料理、うどん、ラーメンなど複数の外食ブランドを展開してきた。
同社の公式会社概要によると、2026年9月末時点のグループ店舗数は、国内飲食店54店舗、小売店2店舗、国内フランチャイズ1店舗となっている。
2026年4月29日には、大阪市平野区の「錦わらい 喜連瓜破店」をリニューアルオープンした。錦わらいの公式店舗一覧には、箕面小野原店、高槻店、佐井寺店、中百舌鳥店など大阪府内の店舗も掲載されている。
今回の豊中緑丘店の閉店は、あくまで同施設内の1店舗の営業終了であり、「錦わらい」ブランドの大阪府からの撤退ではない。
閉店理由は非公表、今後のテナント動向に注目
治元は豊中緑丘店の閉店理由を明らかにしておらず、売上不振や施設側の契約条件などを原因と判断できる資料は確認できていない。
イオンタウン豊中緑丘では、店舗の営業終了と館内移転、他地域への移転が同じ時期に進んでいる。今後は、空いた区画への新規出店や既存店舗の配置変更など、施設のテナント構成がどのように変わるかが注目される。





